あーちゃんはまだ2回も変身を残している — 赤ちゃん&お嬢さまな鈴木絢音


現時点でまだ肝心の『EX大衆』5月号を読んでないので未詳ですが、
乃木坂46のあーちゃんこと鈴木絢音ちゃんの上京が
最近のブログ文面やアンダー・ライヴ参加状況からもほぼ確実になったようなので
応援がてらの今エントリ。
かねてからの予告ノルマ:『乃木坂って、ここ!』研究生篇におけるあーちゃんの見どころレヴュー
を、遅れに遅ればせのいまさらながらに果たしておきませう。
「2期生で『乃木ここ』やっちゃいました! 前篇」
「2期生で『乃木ここ』やっちゃいました! 後篇」



前篇でまず注目すべきは
お化け屋敷「無黒屋」にいざ挑戦というれなち(山﨑怜奈)インタヴューの後ろで
ずっとお化けの真似をしたり遠くから息を吹きかけたりしているあーちゃんのイタズラ小僧っぷり。
お化け屋敷に保育園以来「乗ってない」というれなちの言への反応の良さも見事です。
当初の予定の京ちゃん(米徳京花)&れなちがミッションを済ませた後の
急遽もうひとりの犠牲者を決めるじゃんけんでは
しっとり神秘美少女なルックスに似合わぬ豪快ではしゃぎ屋なアクションが目立ち、
しぶしぶ納得する琴子(佐々木琴子)を励ましたかと思えば、後ろで変なダンスを踊っています。
アトラクションに挑戦する「自分の出番」が来る前からファニーな元気っこぶりが垣間見えます。



立ち乗りコースター「MOMOnGA」では、またしてもの犠牲者追加のじゃんけんで
敗れたあーちゃんも参戦です。
最初の挑戦者:純奈(伊藤純奈)の降車後の感想時には、さらにちゃきちゃき江戸っ子ライクな
小学生男児的ともいえる早口でイジり好きでおふざけ好きな口調で場をリードすらしています。
「ミイラみたい」のジェスチャーはまさにクラスのひょうきん者の悪ガキです。
ところが大泣きの琴子が帰ってきて自分の番を前にすると一転無口で不安そうな泣き顔ベース。
降車の際には跪いて純奈の腰にしがみつきすっかり赤ちゃん化しているのでした。
シーン変わって全員集合の場でMCかりん(伊藤かりん)に個別リポをする段になると
「泣いてない」「しがみついてないよ」とこれまた幼児的なおかしな見栄はり。
怖がるどころか淡々と楽しんでいた京ちゃん&伊織(相楽伊織)に関しては
「かりん、そんなリアクション求めないであげて」とガヤで割って入るスキルまで見せます。



後篇では
休憩&トークのシーンではかき氷に夢中で出番なし、
「クレージーストン」以降は泣き&グッタリで遊園地で疲れたおこちゃまのよう、
と、あーちゃん的には見どころに欠けるのですが、
面白いのは"乃木坂ジャージ"の着崩し具合。
夏の収録に薄手?とはいえスウェット地の上下。
意外とコドモで活発なメンバーと言っていいのか、
純奈、みり愛(渡辺みり愛)、あーちゃんが片足/両足の裾をまくっているのが目立ちます。
人の好みは様々なれど
"鈴木絢音ってコはなんかおとなしそうでスカしてて好きじゃないなあ"なんて思ってる人がいたら
この動画を見よ!と言ってあげたいものですね。



2期生がおおやけに姿を現したころちょうど乃木坂に「足を踏み入れた」ばかりだったボクにとって
あーちゃんはその最初期のプロフ写真の
古の栗山千明ちゃんや三原順『はみだしっ子』のキャラクターのような強く挑むような神秘的な目で
強烈な印象を受けるメンバーでした。
ところが、『乃木坂って、どこ?』第84回での初登場では
大好きな航空機エアバスA380に惹かれた理由を説明するのに
「なんか ゴォーって なんか なんかまず うふふふふっ」「分からないです」
「ポンって好きになりました」とのすっとんきょうな受け答えで
世慣れないフレッシュおこちゃま感というまた別の魅力を放っていました。
それから1年以上経っての『乃木ここ』研究生篇では
上記のごとくの7才男児のような多動性のちゃきちゃきキャッキャした天真爛漫っぷり。
ところがブログを読めばインテレクチュアルでアーティスティックな関心事が満載。
— と、読みがたい多面性を秘めてるメンバーなのですね。
『月刊エンタメ』2015年5月号では  ※1
「それがよくないんですよ。勘違いなんです!」と自身のブログへのアプローチに疑義を呈するなど
これからもまた新たな知られざる一面を見せてくれそうなあーちゃん。
その変身、というかヴェール脱ぎは、2回と言わず何度もまだ待ち構えていそうです。






※1
「乃木坂46 昇格組6人が語る二年越しの春」より
— ブログでも難しい言葉を書いてますからね。
鈴木)それがよくないんですよ。勘違いなんです!もっと崩したブログが書けるように努力します。







  

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