乃木坂派みんなでポジティブポジティブ〜!
いきますよ〜?乃木坂ちゃんびーむ!ポジティブポジティブ〜!
いやあ、シリアスなトピックが続くと疲れますねー。
もうああいう選抜発表回に関するブログは書きたくないです泣。ウソですけど。
さゆりん(松村沙友理)の言にならってしばらくは
ポジティブポジティブで楽しいエントリを連発することといたしませう。
『生ドル』第17回に『乃木坂って、ここ!』研究生編に『のぎ天』キャンプ編、と
楽しくエポック・メイキングな乃木坂プロダクトがしっかり進行中でしたからね。
とか言いつつも今回だけは、もうちょっとだけ
10th選抜発表回の『乃木坂って、どこ?』第145回について。
今回、例外的に大きくショックと落胆の相を見せていたのはわか(若月佑美)でしたが、
そしてボク自身もびっくり、青天の霹靂、正直「なんでっ?」と一瞬思いましたが、
よく考えてみればいくちゃん(生田絵梨花)が休業してる段階での福神枠10人そのままに
いくちゃんが帰ってきて入れば替わりに誰かは1人抜けざるを得ないわけですね。
で、なんだかんだのいわば「シード枠」の松井玲奈ちゃんが残るなら
前回の9人中1人が何の落ち度もなくとも抜けることになる。
単純に形式的な問題に過ぎないと言っていいんですよね。
一瞬ショックと落胆にとらわれたかに見えたわかが数秒後には自分を取り戻し
不動の不退転の覚悟に立ち返るのは、いまやもう安心して期待していていい姿なので
ワカツキストのボクなんかは特に心配もしませんでした。
実際、8/28にご当人のブログで公表された舞台『生きてるものはいないのか』の ※1
オファーと調整がバック・グラウンドで既に動き始めていたとしたら
「稽古と本番で若月のポストには穴が空くなあ」との考えから
むしろ便宜的な積極策としての「3列め下げ」だったとさえ言えますし。
さゆりん(松村沙友理)の新たなる強さとポジティヴィティは、
いつもの虚実の皮膜に秘められたシャレっけのせいで見えづらいですが
今回得られたものすごく重要なものに思えます。
さゆりんがすっとぼけたポップネスの奥に傷つきやすく落ちこみやすい人格を持っているのは
ファンなら疾うに知っていることですが、
「みんなでポジティブポジティブ言って で、ファンのみなさんもポジティブにできるように
どんどん 前向きにがんばりたいと思います」の言には
自分で自分に、自分たちで自分たちに、ネガティヴになることに身を任せることを許さず
ファンがいつでも「楽しく」見ていられるよう、
そしてファンがアンチ化するような奇っ怪な本末転倒が起きなくても済むよう、
心技体ともに極上にがんばることを宣言しているように思えます。
かずみん(高山一実)を巻き込んでの一陣の笑いの涼風も見事でした。
いろいろ難しいことばかりであろう生駒ちゃん(生駒里奈)は
初っ端、ビジネスライクにプロフェッショナルな口調で話の口火を切るかに見えますが、
こみ上げるいろいろな想いでか、すぐに素の泣きそうなこどもしゃべりに戻ります。
「完成させなきゃいけないものも すごい 中途半端になっちゃうんじゃないかって不安とかあって」
「完成させなきゃいけないもの」が乃木坂に関するものなのかAKBに関するものなのか
おそらくは両方であろうと思われますが、
"敵陣に独り"よろしく入っていったAKB48チームBでも温かく迎えられ
その恩に報いたい、何か確かなものを置き土産に残していきたい、
みたいな想いもあるのかもしれません。
ただ、乃木坂に関して言うならば、「乃木坂46運営方針」みたいなものの全体は
いかなるメンバーのいかなる超人的努力によっても
ちょっとやそっとでは上向きにならない/できないものなので、
そこまで生駒ちゃんが自分の責務のように思っているとしたら
それは考え過ぎ、自分にプレッシャー/ノルマ掛け過ぎ、と言ってあげたいですね。
なーちゃん(西野七瀬)の発言の2トピックには
泣き虫ベイビーから一歩も二歩も進んだ静かな力強さを感じます。
「挑戦することを覚えて けっこう何事にも 逃げずに なんか 挑めるように変わることができて」
分かりやすい8thヒット祈願のバンジー以上に、ここ最近のなーちゃんで個人的に印象深かったのは
2014/06/03放映のEテレ『すイエんサー』での「怪しまる」発言でした。
乃木坂ちゃんたちが1〜3人ほどのTV外仕事で「爪痕」を残せず終わってしまうことも多い中、
件のシーンでの「怪しまる」は、特に「ななせまる」とかかっている必然性もなく
まさに「駄」ジャレ程度のものなのですが、
なーちゃんの
「何でもいいから言わないと!テキトーに流しておとなしくしてたら
せっかく呼んでもらってるのにもったいない、申し訳ない」
とでも言わんばかりの積極性が感じられて感動しましたね。
こじるり(小島瑠璃子)が「かわい〜」と褒めてくれてたのもその表れと言えましょう。
ちなみにこの回では、みおな(堀未央奈)の「なっ、なんでもないです」もGJでした。
「わたしは なんか ほんとに 自分の顔 そんなに好きじゃなくて 全然かわいくないし 頭も...」
一見ネガティヴに聞こえなくもないこの発言にもまた
なーちゃんの新たな強さと乃木坂46の根本を象徴するポジティヴィティを感じます。
「そんなことは自分で百も承知、承知の上でスタートしたんだから!」ってことです。
誰に対してであれ、アンチのみなさんの言というのは畢竟
「完全無欠の完璧超人の美形純粋天使女神ちゃん」のみを希求する現実離れした妄言なので
乃木坂46のみならず芸能界全体にも世界全体にも元々存在しないものへのないものねだり、
なのですよね。
乃木坂46というのは、「アイドル界ルックス最強」の誉れにもかかわらず
至弱よりスタートする至強の姿にこそその魅力があるものなので
自分の顔が好きじゃなかろうが、歌・ダンスが下手だろうが、学校のお勉強ができなかろうが
いちいち完璧超人のフリをして、あるいは上辺を取り繕って自分を偽ってまで
「いいとこ」ばかりを見せるようなものでは端っからないのです。
生駒ちゃんを初め、多くの「世間」の女子たちは
なーちゃんの潤んだ瞳を、センシティヴなアーティスト気質・素養を、
知られざる面白関西人っぷりを... その複合的な魅力を愛しているのですから ※2
アンチのみなさんももっと素直になってええねんで?
これは8枚め以降あたりから顕著に見られる傾向だと思うのですが、
まいやん(白石麻衣)、ななみん(橋本奈々未)は毎回選抜発表で
心配そう、泣くのを堪えていそうな表情をしてるのですね。
その「心配」「泣き」は自分が下げられることへの不安・恐怖というより
「誰々に出番を作ってあげて」「誰々に非道いことをしないで」
「誰々を泣かせないのならわたしが替わりに泣かされてもいいよ?」
と言わんばかりのものに見えます。
でもだからといって
盤石・安泰・やりたい放題の高みには未だ達していない乃木坂46であってみれば
大胆不敵でムチャで一か八かの大バクチな「出」は打てない。
それも判っていればこそ、複雑な何とも言えない表情になってしまうのだと思えます。
設楽氏「白石が呼ばれると思った センターで この10枚め」
白石「やっ! いやいや わたしも橋本といっしょで や、変わるなと思いました」
そこには単純な謙遜ではなく、軍師的な遠望からのヴィジョンが感じられます。
「白石麻衣センターは、もう乃木坂46が経験し、なんなら相応の実績を上げた過去のこと。
でも、同じことを繰り返しても同じ今の状況が誤差の範囲内で続くだけ。
そうじゃないこの先の出口へのきっかけをわたし自身も見てみたい」みたいな
巨視的視点に基づいた、謙遜だけには収まらない正直な気持ちだったと思えます。
いろんな意味で重層的にすごいのは遂にセンターに選ばれたいくちゃん。
劇的であれ感動的であれ衝撃的であれ順当であれ
新センター発表というのはある程度の緊迫とモヤモヤをもたらすものなのに、
今回見られたのは祝福の微笑みとこらえきれずに洩れてしまう笑いでした。
そう、音声オフではあるものの、明らかにかなりん(中田花奈)あたりは
"抜け殻の顔だよ、あのコントの時の!"という感じではしゃいでいて
第26回「乃木坂46xドランクドラゴン 本格コントに初挑戦!!」における
「感情ゼロ。」の「抜け殻のような」顔を指摘し
それが近くのメンバーにどんどん吹き笑いを感染させていってるのですね。
いくらなんでもいくちゃんが、あの状況下で天才芸人的スピリットとセンスで
わざと「抜け殻の顔」をやったわけではありますまいが、
めでたく感動的な場でも図らずして予想外の笑いまでとってしまうというのは
過去9枚4人のどのセンターにもできない芸当であり、
「芸」と「素」の両方向で高ポテンシャルを誇るいくちゃんらしい栄光の瞬間でした。
あんた おいらが誰とどれだけ戦ってきたか知って言ってんのかい
知らなくたってまあいいが
おいらはよ 少なくとも生き残ってる限りァ負けじゃねえって考えでね
逆に言やあ でけえ勝ちしか勝ちじゃねえんだよ (劉備)
— 『蒼天航路』 その百七十七 より
乃木坂46はこれからも何十回何百回もの「小さな負け」を経験するでしょう。
「大きな勝ち」はあまりにも大きいためその形が想像もできないながら
乃木坂にならそれができるはず、というのがメンバーの総意でしょう。
そして、本当に「大きな負け」があるとすれば
「こんなんもうどうでもいいわ、つまんない、辛いことばかり、もうや〜めた!」
となってしまうことでしょう。
乃木坂46総体で半年に上げる利潤がたとえば10億にのぼるとして
でも次の半年にその内から経費に回せる(そして読みが外れて赤字に消えても構わない)余剰分が
1億程度、ってな規模に留まるなら、
いつまで経っても
「次の一手、また次の一手」と畳み掛けるような大胆な「出」の連続は望めない、となります。
賢い乃木坂ちゃんたちの内でも、大人で実力者でしかも「鋭い」メンバーたちは
否応なしにそういうシヴィアなところにまで考えが及んでいるのかもしれません。
10th選抜発表後の各人に「ひとつになって」「団結しなきゃ」等の言が見られるのも
ある種のプログレッシヴでポジティヴな危機感の表れとも取れます。
が —
今はとにかくポジティブポジティブ〜!
もうこういうシリアスな長文ブログは書きたくないです泣。ウソですけど!
※1
大事なお知らせξ´ •ω• `Ҙ | 乃木坂46 若月佑美 公式ブログ より
※2
「関西人」とは関係ないなーちゃんの面白さに関しての一例までに、生駒ちゃん談
乃木坂46「乃木坂って、どこ?」徹底解剖 (5/5) - 音楽ナタリー Power Push より
生駒里奈の推しメン:西野七瀬
「なーちゃんの鋭い突っ込みが超ツボで。一緒にテレビを観てるとなーちゃんはテレビに対して突っ込むんですけど、その突っ込みがほかの人とは違ってすっごく面白いんですよ。」
「うちは、なーちゃんのそういうセンスが好きなんですよ。なーちゃんはテレビではあまりそういう面を出さないんですけど、本当に面白いし一緒にいて楽しい。」
プライバシー ポリシー
いやあ、シリアスなトピックが続くと疲れますねー。
もうああいう選抜発表回に関するブログは書きたくないです泣。ウソですけど。
さゆりん(松村沙友理)の言にならってしばらくは
ポジティブポジティブで楽しいエントリを連発することといたしませう。
『生ドル』第17回に『乃木坂って、ここ!』研究生編に『のぎ天』キャンプ編、と
楽しくエポック・メイキングな乃木坂プロダクトがしっかり進行中でしたからね。
とか言いつつも今回だけは、もうちょっとだけ
10th選抜発表回の『乃木坂って、どこ?』第145回について。
今回、例外的に大きくショックと落胆の相を見せていたのはわか(若月佑美)でしたが、
そしてボク自身もびっくり、青天の霹靂、正直「なんでっ?」と一瞬思いましたが、
よく考えてみればいくちゃん(生田絵梨花)が休業してる段階での福神枠10人そのままに
いくちゃんが帰ってきて入れば替わりに誰かは1人抜けざるを得ないわけですね。
で、なんだかんだのいわば「シード枠」の松井玲奈ちゃんが残るなら
前回の9人中1人が何の落ち度もなくとも抜けることになる。
単純に形式的な問題に過ぎないと言っていいんですよね。
一瞬ショックと落胆にとらわれたかに見えたわかが数秒後には自分を取り戻し
不動の不退転の覚悟に立ち返るのは、いまやもう安心して期待していていい姿なので
ワカツキストのボクなんかは特に心配もしませんでした。
実際、8/28にご当人のブログで公表された舞台『生きてるものはいないのか』の ※1
オファーと調整がバック・グラウンドで既に動き始めていたとしたら
「稽古と本番で若月のポストには穴が空くなあ」との考えから
むしろ便宜的な積極策としての「3列め下げ」だったとさえ言えますし。
さゆりん(松村沙友理)の新たなる強さとポジティヴィティは、
いつもの虚実の皮膜に秘められたシャレっけのせいで見えづらいですが
今回得られたものすごく重要なものに思えます。
さゆりんがすっとぼけたポップネスの奥に傷つきやすく落ちこみやすい人格を持っているのは
ファンなら疾うに知っていることですが、
「みんなでポジティブポジティブ言って で、ファンのみなさんもポジティブにできるように
どんどん 前向きにがんばりたいと思います」の言には
自分で自分に、自分たちで自分たちに、ネガティヴになることに身を任せることを許さず
ファンがいつでも「楽しく」見ていられるよう、
そしてファンがアンチ化するような奇っ怪な本末転倒が起きなくても済むよう、
心技体ともに極上にがんばることを宣言しているように思えます。
かずみん(高山一実)を巻き込んでの一陣の笑いの涼風も見事でした。
いろいろ難しいことばかりであろう生駒ちゃん(生駒里奈)は
初っ端、ビジネスライクにプロフェッショナルな口調で話の口火を切るかに見えますが、
こみ上げるいろいろな想いでか、すぐに素の泣きそうなこどもしゃべりに戻ります。
「完成させなきゃいけないものも すごい 中途半端になっちゃうんじゃないかって不安とかあって」
「完成させなきゃいけないもの」が乃木坂に関するものなのかAKBに関するものなのか
おそらくは両方であろうと思われますが、
"敵陣に独り"よろしく入っていったAKB48チームBでも温かく迎えられ
その恩に報いたい、何か確かなものを置き土産に残していきたい、
みたいな想いもあるのかもしれません。
ただ、乃木坂に関して言うならば、「乃木坂46運営方針」みたいなものの全体は
いかなるメンバーのいかなる超人的努力によっても
ちょっとやそっとでは上向きにならない/できないものなので、
そこまで生駒ちゃんが自分の責務のように思っているとしたら
それは考え過ぎ、自分にプレッシャー/ノルマ掛け過ぎ、と言ってあげたいですね。
なーちゃん(西野七瀬)の発言の2トピックには
泣き虫ベイビーから一歩も二歩も進んだ静かな力強さを感じます。
「挑戦することを覚えて けっこう何事にも 逃げずに なんか 挑めるように変わることができて」
分かりやすい8thヒット祈願のバンジー以上に、ここ最近のなーちゃんで個人的に印象深かったのは
2014/06/03放映のEテレ『すイエんサー』での「怪しまる」発言でした。
乃木坂ちゃんたちが1〜3人ほどのTV外仕事で「爪痕」を残せず終わってしまうことも多い中、
件のシーンでの「怪しまる」は、特に「ななせまる」とかかっている必然性もなく
まさに「駄」ジャレ程度のものなのですが、
なーちゃんの
「何でもいいから言わないと!テキトーに流しておとなしくしてたら
せっかく呼んでもらってるのにもったいない、申し訳ない」
とでも言わんばかりの積極性が感じられて感動しましたね。
こじるり(小島瑠璃子)が「かわい〜」と褒めてくれてたのもその表れと言えましょう。
ちなみにこの回では、みおな(堀未央奈)の「なっ、なんでもないです」もGJでした。
「わたしは なんか ほんとに 自分の顔 そんなに好きじゃなくて 全然かわいくないし 頭も...」
一見ネガティヴに聞こえなくもないこの発言にもまた
なーちゃんの新たな強さと乃木坂46の根本を象徴するポジティヴィティを感じます。
「そんなことは自分で百も承知、承知の上でスタートしたんだから!」ってことです。
誰に対してであれ、アンチのみなさんの言というのは畢竟
「完全無欠の完璧超人の美形純粋天使女神ちゃん」のみを希求する現実離れした妄言なので
乃木坂46のみならず芸能界全体にも世界全体にも元々存在しないものへのないものねだり、
なのですよね。
乃木坂46というのは、「アイドル界ルックス最強」の誉れにもかかわらず
至弱よりスタートする至強の姿にこそその魅力があるものなので
自分の顔が好きじゃなかろうが、歌・ダンスが下手だろうが、学校のお勉強ができなかろうが
いちいち完璧超人のフリをして、あるいは上辺を取り繕って自分を偽ってまで
「いいとこ」ばかりを見せるようなものでは端っからないのです。
生駒ちゃんを初め、多くの「世間」の女子たちは
なーちゃんの潤んだ瞳を、センシティヴなアーティスト気質・素養を、
知られざる面白関西人っぷりを... その複合的な魅力を愛しているのですから ※2
アンチのみなさんももっと素直になってええねんで?
これは8枚め以降あたりから顕著に見られる傾向だと思うのですが、
まいやん(白石麻衣)、ななみん(橋本奈々未)は毎回選抜発表で
心配そう、泣くのを堪えていそうな表情をしてるのですね。
その「心配」「泣き」は自分が下げられることへの不安・恐怖というより
「誰々に出番を作ってあげて」「誰々に非道いことをしないで」
「誰々を泣かせないのならわたしが替わりに泣かされてもいいよ?」
と言わんばかりのものに見えます。
でもだからといって
盤石・安泰・やりたい放題の高みには未だ達していない乃木坂46であってみれば
大胆不敵でムチャで一か八かの大バクチな「出」は打てない。
それも判っていればこそ、複雑な何とも言えない表情になってしまうのだと思えます。
設楽氏「白石が呼ばれると思った センターで この10枚め」
白石「やっ! いやいや わたしも橋本といっしょで や、変わるなと思いました」
そこには単純な謙遜ではなく、軍師的な遠望からのヴィジョンが感じられます。
「白石麻衣センターは、もう乃木坂46が経験し、なんなら相応の実績を上げた過去のこと。
でも、同じことを繰り返しても同じ今の状況が誤差の範囲内で続くだけ。
そうじゃないこの先の出口へのきっかけをわたし自身も見てみたい」みたいな
巨視的視点に基づいた、謙遜だけには収まらない正直な気持ちだったと思えます。
いろんな意味で重層的にすごいのは遂にセンターに選ばれたいくちゃん。
劇的であれ感動的であれ衝撃的であれ順当であれ
新センター発表というのはある程度の緊迫とモヤモヤをもたらすものなのに、
今回見られたのは祝福の微笑みとこらえきれずに洩れてしまう笑いでした。
そう、音声オフではあるものの、明らかにかなりん(中田花奈)あたりは
"抜け殻の顔だよ、あのコントの時の!"という感じではしゃいでいて
第26回「乃木坂46xドランクドラゴン 本格コントに初挑戦!!」における
「感情ゼロ。」の「抜け殻のような」顔を指摘し
それが近くのメンバーにどんどん吹き笑いを感染させていってるのですね。
いくらなんでもいくちゃんが、あの状況下で天才芸人的スピリットとセンスで
わざと「抜け殻の顔」をやったわけではありますまいが、
めでたく感動的な場でも図らずして予想外の笑いまでとってしまうというのは
過去9枚4人のどのセンターにもできない芸当であり、
「芸」と「素」の両方向で高ポテンシャルを誇るいくちゃんらしい栄光の瞬間でした。
あんた おいらが誰とどれだけ戦ってきたか知って言ってんのかい
知らなくたってまあいいが
おいらはよ 少なくとも生き残ってる限りァ負けじゃねえって考えでね
逆に言やあ でけえ勝ちしか勝ちじゃねえんだよ (劉備)
— 『蒼天航路』 その百七十七 より
乃木坂46はこれからも何十回何百回もの「小さな負け」を経験するでしょう。
「大きな勝ち」はあまりにも大きいためその形が想像もできないながら
乃木坂にならそれができるはず、というのがメンバーの総意でしょう。
そして、本当に「大きな負け」があるとすれば
「こんなんもうどうでもいいわ、つまんない、辛いことばかり、もうや〜めた!」
となってしまうことでしょう。
乃木坂46総体で半年に上げる利潤がたとえば10億にのぼるとして
でも次の半年にその内から経費に回せる(そして読みが外れて赤字に消えても構わない)余剰分が
1億程度、ってな規模に留まるなら、
いつまで経っても
「次の一手、また次の一手」と畳み掛けるような大胆な「出」の連続は望めない、となります。
賢い乃木坂ちゃんたちの内でも、大人で実力者でしかも「鋭い」メンバーたちは
否応なしにそういうシヴィアなところにまで考えが及んでいるのかもしれません。
10th選抜発表後の各人に「ひとつになって」「団結しなきゃ」等の言が見られるのも
ある種のプログレッシヴでポジティヴな危機感の表れとも取れます。
が —
今はとにかくポジティブポジティブ〜!
もうこういうシリアスな長文ブログは書きたくないです泣。ウソですけど!
※1
大事なお知らせξ´ •ω• `Ҙ | 乃木坂46 若月佑美 公式ブログ より
※2
「関西人」とは関係ないなーちゃんの面白さに関しての一例までに、生駒ちゃん談
乃木坂46「乃木坂って、どこ?」徹底解剖 (5/5) - 音楽ナタリー Power Push より
生駒里奈の推しメン:西野七瀬
「なーちゃんの鋭い突っ込みが超ツボで。一緒にテレビを観てるとなーちゃんはテレビに対して突っ込むんですけど、その突っ込みがほかの人とは違ってすっごく面白いんですよ。」
「うちは、なーちゃんのそういうセンスが好きなんですよ。なーちゃんはテレビではあまりそういう面を出さないんですけど、本当に面白いし一緒にいて楽しい。」
