こうして「君の名は希望」に次ぐ必殺の乃木坂ソングが生まれた
長い 長い道程でございました (趙雲)
— 『蒼天航路』 その二百三十八 より
いや、エントリのタイトルはもちろん、単にかずみん(高山一実)オマージュなんですが。
別に内情バナシなんて書いてはありませんが。
それにしても、まさに言い得て妙、先見の目!
乃木坂46の9th共通カップリング曲「何もできずにそばにいる」は、
タイトルを聞くだけで「それは実に乃木坂らしい!」と思わせ
フタを開けてみれば予想以上に乃木坂色で、
しかも世間一般にも通用する普遍性を併せ持つ極上ソングでありました。
"乃木坂46を代表する名曲といえば「君の名は希望」" —
その言説に新たに但し書きが加わりましたね。
何もできずにそばにいる —
乃木坂ファンであればそう聞いただけでもう
まいまい(深川麻衣)、さゆりん(松村沙友理)、生駒ちゃん(生駒里奈)、
ななみん(橋本奈々未)、わか(若月佑美)、れかたん(桜井玲香)、真夏さん(秋元真夏)等々の
各エピソードや推し量れる心性やが思い浮かぶわけです。
そしてそれ以上に、個々の具体的な話がどうこうというより重要な
乃木坂メンバー全体にわたる優しさの質、寄り添いの形が想起されるんですね。
いずれの形でも「わたしはわたし」を強く持つ乃木坂ちゃんたちは、
逆にそれゆえ人にどうしろこうしろを居丈高に説くことを良しとせず
ただ見守り、さり気なく寄り添い話に耳を傾け
そ〜っと背中に手を添えるように助けや慰めや励ましをそれとなく差し出す —
そういう姿を見知っているだけに乃木坂ファンは早々と傑作を予感するのです。
ではそれは乃木坂ファンの間だけで通用する独りよがりな「ヲタ神曲」なのかといえば
けっしてそうではありません。
「希望」と同じくこの曲の一人称は「僕」になってますが、
これまた「希望」と同じく、ここでの「僕」と「君」は
泣く人と寄り添う人すべてに男女・長幼の別なく通用する普遍的なものになっており
したがって恋愛幻想遊戯的な「ラヴ・ソング」の枠を超越する愛の歌となり得てるんですね。
更に特筆すべきは
乃木坂流の強さと優しさ、愛や優しさへの意志、「結果」をもたらさずとも確かに存在する愛、
とでもいうべきものに焦点が当てられていることでしょうか。
「ごめんね そんなことしか言えない」
「役に立たないもどかしい自分」
「それでも力になりたい」
などのフレーズにそれが如実に窺えます。
たとえば、とある心からの愛が実効性500円換算の力しか持たず
一方で遊び半分の大富豪のチャリティが500万円分の実効性を持つ時、
その心からの愛は1/10000の価値しか持たないのか?
もちろんそんなことはないですね。
いくつもの理不尽・ままならなさに時に泣き、憤り、打ちひしがれて膝をつき、
それでも自暴自棄になることなしに慰め合い励まし合って
踏みとどまり立ち上がり直してきた乃木坂であればこそ
そうした強さに見えない強さを説得力をもって唄うことができるのです。
メタ視点のマーケティング魔術師:秋元康氏が
「よっしゃ、妙案!乃木ヲタ連中はこれでまた泣きまくるはず!」とほくそ笑んでなのか、
心の片隅の素直な部分で生身の乃木坂46自体が放つリリカルな部分にインスパイアされたのか、
それはもはやどっちでもよくなるんですね。
策に、器に、プロダクトに血を通わすのは何といっても乃木坂メンバーの仕事であり、
そしてこういう歌を唄えるグループは乃木坂46を措いて他にないのですから。
おそらくは突貫スケジューリングの都合、あるいは印税分配上の都合でMVが作られなかった
「何もできずにそばにいる」ですが、
それでも共通カップリングであるがゆえに「裏の、真の9th表題曲」として人口に膾炙し
遠近、メジャー/マイナーのあらゆる場面で流され人の耳に届き
実に乃木坂らしい仰天の支持の形を得て
ひょっとするとジャケット/表題を更改してMVを足してのリ・リリースさえあるかもしれません。
いくちゃん(生田絵梨花)の復帰待ちということも併せて
「9th」の特別リ・リリース含めて4、5ヶ月までものインターヴァル延長、
十分アリなんじゃないでしょうかね。
今回は1トピックに絞って語ってみましたが、
「音楽面」その他もまだまだ語り足りないのでもう1エントリほどを予定してます。
※ちなみに。
思いがけず間に合ったので再び緊急のお知らせ、残り1日強の猶予ですが
乃木坂派のいち牙城:Eテレ『Rの法則』では7/10までアンケートが開催されています。
NHK Rの法則 | 募集中!
「乃木坂46 アンケート」
"乃木坂46の9thシングル「夏のFree&Easy」のカップリング曲
「何もできずにそばにいる」の歌詞の中で、グッときた歌詞とその理由を教えて下さい。"とのこと。
7/14(月)以降またしても乃木坂46特集回が予定されていそうです。
「歌番組」以上の豪奢なカメラ・ワーク/編集で毎回魅せてくれる歌披露にも期待ですね。
プライバシー ポリシー
— 『蒼天航路』 その二百三十八 より
いや、エントリのタイトルはもちろん、単にかずみん(高山一実)オマージュなんですが。
別に内情バナシなんて書いてはありませんが。
それにしても、まさに言い得て妙、先見の目!
乃木坂46の9th共通カップリング曲「何もできずにそばにいる」は、
タイトルを聞くだけで「それは実に乃木坂らしい!」と思わせ
フタを開けてみれば予想以上に乃木坂色で、
しかも世間一般にも通用する普遍性を併せ持つ極上ソングでありました。
"乃木坂46を代表する名曲といえば「君の名は希望」" —
その言説に新たに但し書きが加わりましたね。
何もできずにそばにいる —
乃木坂ファンであればそう聞いただけでもう
まいまい(深川麻衣)、さゆりん(松村沙友理)、生駒ちゃん(生駒里奈)、
ななみん(橋本奈々未)、わか(若月佑美)、れかたん(桜井玲香)、真夏さん(秋元真夏)等々の
各エピソードや推し量れる心性やが思い浮かぶわけです。
そしてそれ以上に、個々の具体的な話がどうこうというより重要な
乃木坂メンバー全体にわたる優しさの質、寄り添いの形が想起されるんですね。
いずれの形でも「わたしはわたし」を強く持つ乃木坂ちゃんたちは、
逆にそれゆえ人にどうしろこうしろを居丈高に説くことを良しとせず
ただ見守り、さり気なく寄り添い話に耳を傾け
そ〜っと背中に手を添えるように助けや慰めや励ましをそれとなく差し出す —
そういう姿を見知っているだけに乃木坂ファンは早々と傑作を予感するのです。
ではそれは乃木坂ファンの間だけで通用する独りよがりな「ヲタ神曲」なのかといえば
けっしてそうではありません。
「希望」と同じくこの曲の一人称は「僕」になってますが、
これまた「希望」と同じく、ここでの「僕」と「君」は
泣く人と寄り添う人すべてに男女・長幼の別なく通用する普遍的なものになっており
したがって恋愛幻想遊戯的な「ラヴ・ソング」の枠を超越する愛の歌となり得てるんですね。
更に特筆すべきは
乃木坂流の強さと優しさ、愛や優しさへの意志、「結果」をもたらさずとも確かに存在する愛、
とでもいうべきものに焦点が当てられていることでしょうか。
「ごめんね そんなことしか言えない」
「役に立たないもどかしい自分」
「それでも力になりたい」
などのフレーズにそれが如実に窺えます。
たとえば、とある心からの愛が実効性500円換算の力しか持たず
一方で遊び半分の大富豪のチャリティが500万円分の実効性を持つ時、
その心からの愛は1/10000の価値しか持たないのか?
もちろんそんなことはないですね。
いくつもの理不尽・ままならなさに時に泣き、憤り、打ちひしがれて膝をつき、
それでも自暴自棄になることなしに慰め合い励まし合って
踏みとどまり立ち上がり直してきた乃木坂であればこそ
そうした強さに見えない強さを説得力をもって唄うことができるのです。
メタ視点のマーケティング魔術師:秋元康氏が
「よっしゃ、妙案!乃木ヲタ連中はこれでまた泣きまくるはず!」とほくそ笑んでなのか、
心の片隅の素直な部分で生身の乃木坂46自体が放つリリカルな部分にインスパイアされたのか、
それはもはやどっちでもよくなるんですね。
策に、器に、プロダクトに血を通わすのは何といっても乃木坂メンバーの仕事であり、
そしてこういう歌を唄えるグループは乃木坂46を措いて他にないのですから。
おそらくは突貫スケジューリングの都合、あるいは印税分配上の都合でMVが作られなかった
「何もできずにそばにいる」ですが、
それでも共通カップリングであるがゆえに「裏の、真の9th表題曲」として人口に膾炙し
遠近、メジャー/マイナーのあらゆる場面で流され人の耳に届き
実に乃木坂らしい仰天の支持の形を得て
ひょっとするとジャケット/表題を更改してMVを足してのリ・リリースさえあるかもしれません。
いくちゃん(生田絵梨花)の復帰待ちということも併せて
「9th」の特別リ・リリース含めて4、5ヶ月までものインターヴァル延長、
十分アリなんじゃないでしょうかね。
今回は1トピックに絞って語ってみましたが、
「音楽面」その他もまだまだ語り足りないのでもう1エントリほどを予定してます。
※ちなみに。
思いがけず間に合ったので再び緊急のお知らせ、残り1日強の猶予ですが
乃木坂派のいち牙城:Eテレ『Rの法則』では7/10までアンケートが開催されています。
NHK Rの法則 | 募集中!
「乃木坂46 アンケート」
"乃木坂46の9thシングル「夏のFree&Easy」のカップリング曲
「何もできずにそばにいる」の歌詞の中で、グッときた歌詞とその理由を教えて下さい。"とのこと。
7/14(月)以降またしても乃木坂46特集回が予定されていそうです。
「歌番組」以上の豪奢なカメラ・ワーク/編集で毎回魅せてくれる歌披露にも期待ですね。
