飛ぶ鳥と書いて飛鳥、暴風雨を衝いて飛翔す

曹操はなにゆえ曹操であるか!
曹操孟徳は天下のものである
曹操に天下を見るならば曹操のもとにおれ!! (曹操)
— 『蒼天航路』その八十六 より



乃木坂46についてのブログを書いていくのは
もちろん喜ばしくも、ある意味忙しく大変なものですね。
このブログを読んでもらえてる人ならお分かりのとおり、
ボクはこのブログで、辛抱強くどっしり構えてこつこつと
乃木坂の全体/個々のどこがどう魅力的なのかをみっちり語っていくことを
第一義的なタスクとしています。
ところがもちろん、リアルタイムに進行中である乃木坂の侵攻と振興には
要所要所で即時に動き、逆風も追い風に変えていくような一助となるべく応えていかなければならない、
そんなことだって多々、頻繁にあるのですよね。
ホントならテンポラルな事象とは無縁に
まいまい毎日マイペースでゆったりとエントリを放っていきたいとこなんです。
前回エントリのイントロでボクが「時間がもったいないなーって気がして」と書いたのは
そういう心情からでした。



エントリ57:みなさんが察していないであろうあしゅ 以降、
あしゅこと齋藤飛鳥ちゃんについてみっちり論じたエントリをひとつだに物す余地もないまま、
あしゅとその最愛の嫁:ななみん(橋本奈々未)の関係性を語る間もないまま、
タイトルに冠した今回のテーマ/事象を語るのは、一方で面倒で一方で喜ばしいことです。
「アンチ諸君、頼むよ、ちったぁ休んでてくれないかね?」というのが「面倒」の所以、
あしゅの新たなる、より力強く美しい羽ばたきを賞讃できるのが「喜ばしい」の所以です。



あしゅ自身によるブログでの声明が出たので
お伝え事があります。 | 乃木坂46 齋藤飛鳥 公式ブログ
アンチ候補生に図らずも材料を提供するのを危惧することなく触れられますが、
ボクはこういう「騒動」をたいてい初動で知っています。
そして、それが限りなく「事実」に近そうという事例がたとえあったとしても
「それが一体どうしたの?何か変わることがあるかね?アホらしい」と捨て置きます。
ボクはボクにとっての広義の「アイドル」を
カノジョ候補、恋人候補、嫁さん候補、子の母親候補として観ていないからです。
「現代」「現代日本」における「女の子」「女子」「少女」の在り方、
それはドルヲタの身勝手な、狭く臆病な心と日常からは量り知れない遼遠な拡がりを持つものです。
「アンチ」がバッシングの材料として使う難癖なんて、たとえ事実に依拠する某かがあったとしても
どれも難癖にさえならない既知のフツーの、天下の女子たちにままある通常の事項なんですよね。
そんな人はいないでしょうが「自分が誰々のアンチになりそうでコワい、イヤだ」という人は
一度、3ヶ月ほどかけて「ニコ生」でかわいいニコ生主の放送を追ってみるといいですよ。
あなたと同様、いやそれ以上の高圧下でイマドキの女子が苦悩の中で生きているのが分かります。
あなたはそんな部分も含めてその子に、愛おしい、負けるな、というシンパシーを覚えるでしょう。



あらあら。閑話休題。
なぜこんなおかしな本末転倒で、あしゅが、アイドル自身が「見苦しい」言及を
しなければならないのでしょうね?
「あしゅがどうとかこうとかだって!?確かめねばならん!」とか言って
浮き足立って右往左往して「ファン」をやめたりアンチになったりする人がいるからですよ。
「『Rの法則』で見初めてファンになったんですが、乃木坂46のメンバーだったんですね!」と
これからいよいよ齋藤飛鳥/乃木坂46のファンになろうという「一般」の女子がいるからですよ。
もう既にアンチという暗黒面に落ちた人ならともかく、
未ファンや新規ファンがないことないことを信じて背を向けるのではたまったもんじゃないのです。



エントリ64:運営よ、戦いは心胆にあるぞ でも部分的に触れましたが、
もうそんな「見苦しい」空騒ぎに乃木坂メンバーは飽き飽きし、愛想が尽き果ててるはずですよ。
「『ファン』であると言うのなら、わたしの、わたしたちの『仕事』を見てくれない?
 乃木坂46のメンバーであるからといって、芸能ドロイドなんかになった覚えはない」と。
ポップに柔らかめに軽くシャレもこめて「もうこういうブログは書きたくないです泣」と
締めているあしゅですが、「私ももう、このような記事はあげません。」のななみんと肩を並べて
軽やかながらもコワモテな、対決姿勢を露わにしているとも取れるわけです。
(ちなみに。「マネっこかよ」というアンチ言説が既に予想されますが
 あしゅにとってのななみんが、敬愛する「俺の嫁」であるからには批判にもならない批判です。
 言うなら「オマージュ」と呼ぶべきですね)



われ黙することならず
人を脅し殺すを商いにする者 あやむるにはばからず
天もわれも許さじ (曹操)
— 『蒼天航路』その二 より



「ボクちんの理想の幻想天使ちゃん探索」がその活動の主要なモチヴェーションであるような
一部のドルヲタ層向けの狭い商圏・戦場をはみ出して、
もう乃木坂46は、言うなれば「言説アイドル」としても一歩も二歩も踏み出しています。
4枚買い40枚買い160枚買いに邁進する従来ファン層を多く失ったとしても
新たな「普通の」「一般的な」ファンが薄〜く30万人60万人もいれば右肩上がりは終わりますまい。
乃木坂46が、そのあらゆる「パフォーマンス」で相手にすべきはいまや
500万1000万3000万にものぼる「一般」の人たちなのです。
「黙らないアイドル」「立ち向かうアイドル」「ノーと言えるアイドル」を地でゆく乃木坂には
多くのまともな大人たちも少年少女たちも、乞われずとも味方につき続けていくことでしょう。
ルサンチマンと自分可愛さでグッチャグチャのアンチのみなさんの必死のぐるぐるパンチも
指先ひとつならぬ筆先ひとつでダウンさ、なのです。
(いや?スマフォ/PCならやっぱり「指先」でいいのか)



飛鳥はなにゆえ飛鳥であるか!
齋藤飛鳥は天下のものである
飛鳥に天下を見るならば飛鳥のもとにおれ!!








  

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