導かれたんだよね、運命だったと思う、と乃木坂ちゃんは言った その1
前回エントリで初めて言及するまで
ボクが生駒ちゃん(生駒里奈)トピックを採りあげなかったのは、
生駒ちゃんのことを語ろうとすると
ものすごく幅広く、ものすごく遡って、いろんな帰納法/演繹法を使って
あれもこれもとしっちゃかめっちゃかに片っ端から語りたくなってしまうからであり、
そういう面ではななみん(橋本奈々未)やあしゅ(齋藤飛鳥)のことを語るのと並んで
喜ばしくも難しいことであるからです。
(あしゅに関してはまたおいおい)
タイトルの「導かれたんだよね、運命だったと思う」という文言は
エントリ36:地獄先生ななみん でも採りあげた
橋本奈々未先生の半笑いでの名言なんですが、
裏を返すと
びっくりするくらい乃木坂46/乃木坂メンバーのことを巧まずして言い表した格言となっていて
いろんな連想・連関が後からたくさん渾然となって浮かんでくる味わい深さを持っています。
この言を仮の軸としてタイトルに冠し
乃木坂メンバーのひとりひとりの、乃木坂に懸ける想いやモチヴェーションを推し量るような
エントリを物そうと「その1」「その2」とシリーズ化していくつもりです。
で、今回は生駒ちゃん。
折りにふれ、毎回ちがった言い回しながら同じコアを持って披露される
生駒ちゃんのオーディションへの応募動機は
"そういう世界には興味がなくむしろ嫌いなはずのお父さんがたまたまなぜか勧めてきたので"
というものです。 ※1
乃木坂ちゃんたちはいずれも照れ屋で賢く感受性豊かでかつシャレの分かるコたちなので
"わたしはこんなにも多くをアイドルになることに賭けてきました"系の発言をしないのですが、
生駒ちゃんの謂う"たまたまなぜか勧めてきた"にも
照れと背中合わせの真実性が隠れている気がしてなりません。
生駒ちゃんは敢えて自分からは口に出さないだけでしょうが
お父さんが愛する娘のことを心配して、好いても認めてもいない芸能活動を勧めてきたことを
たぶん、いやきっと気付いているのだと思います。
「心配」されたその姿はどんなものか、そんなことをボクは探求こそしませんが
彼女自身がその都度、正直なところを述懐しているように
学校等では排斥/孤独を味わい、少年漫画の夢想世界にハマり、少数の親友にだけ心を許せる、
静かにではあっても身を切るように根深い痛みが続く
「一生うつむいたままの人生(※2)」を予感させて辛さがいや増す、
そんな一時期だったのでしょう。
そんな姿のわが子を見ていたら、どんな親御さんだって
ヤンキーになろうが学校辞めようがウェイトレスになって自活しようがグラドルになろうが
「元気」になってくれさえしたらそれでいい、と思うものではないでしょうか。
そんな中で生駒ちゃんにはダンス/芸能という選択肢があった —
後に「乃木坂46」となるグループへのオーディションを
芸能界嫌いなはずのお父さんが勧めてきたのも、もっとも、かつ運命的なことと思えます。
ビシバシにキメまくって「輝き」を放つ、ギラギラの上昇志向あふれる「イケてる女の子」たち —
生駒ちゃんを初めとして、後に「乃木坂46」メンバーとなる女の子たちにとって驚きだったのは
そういう「イケてる女の子」たちが次から次へと選考から外れていき
合格時に残っていたのが
「『なんで私、今ここにいるんだろう?』って思ってる子(※3)」ばかりだったことでしょう。
どこまでそういった"既存のアイドル型へのアンチ・テーゼ"みたいなコンセプトがあったのであれ
選考委員会が「残したい」「捨て置けない」と採ったのは
苦手や得意ではそれぞれちがいはあるものの、ちょうど生駒ちゃんのような
「何か内に抱えているものがあるというか、自分に自信がない子たちばかり(※4)」
だったのでした。
そんな不思議にも素晴らしい「場」「仲間」に出逢えたことで
「アイドルになるために生きてきた訳ではないので何もかもが0(※5)」だった生駒ちゃんも
やってみたい、やれそう、やんなきゃもったいない!という気になれたのでしょう。
何をどのくらいどこまでやってみたいのか、やれそうなのか
言葉で具体的に説明さえできないほどの無限の未曾有の可能性を乃木坂46に感じているのは
どこの誰にも増して、生駒ちゃんであり乃木坂メンバー各々であるのです。
生駒ちゃんにとって「乃木坂46」という場は
"一流芸能人になるための登竜門にして踏み台"のようなものでは到底あり得ますまい。
「ちゃんと前を向いて歩け」るようにしてくれたホームで大家族でソウル・メイトの集まりで
だからこそ、どんなにズタボロになっても何度でも立ち上がり直す価値のあるものなのです。
遊び半分の他人事のようにその懸けた気持ちに茶々をいれるようなヤカラは
捕まえて懲らしめるのがよかろうなのだァァァ!!
※1
一例として
ナタリー - [Power Push] 乃木坂46(生駒里奈)ロングインタビュー&フォトギャラリー (2/4)
"応募のきっかけはお父さんの「お前もやってみろよ!」"
※2
ナタリー - [Power Push] 乃木坂46「制服のマネキン」特集 - 生駒里奈が語る「センターの覚悟」 (3/10) より
「うち、本当にここに来なかったらね、一生うつむいたままの人生だったなって。ここに来たからちゃんと前を向いて歩けてる。よくこんな田舎者の女の子を合格させたよね、本当に。」
※3
ナタリー - [Power Push] 乃木坂46(生駒里奈)ロングインタビュー&フォトギャラリー (2/4) より
「乃木坂46のメンバーは『なんで私、今ここにいるんだろう?』って思ってる子が多いんです(笑)。」
※4
ナタリー - [Power Push] 乃木坂46(生駒里奈)ロングインタビュー&フォトギャラリー (3/4) より
「うちはまっつん(松村沙友理)とまいやん(白石麻衣)に挟まれてたんですけど、両脇はめっちゃ美人さんなんですよ。それなのに、みんな自分のことをカワイイと思ってないって言う。みんな、何か内に抱えているものがあるというか、自分に自信がない子たちばかりが集まったから、すぐに打ち解けられたのかな。」
※5
振り返るとヽ( ・∀・)ノ | 乃木坂46 生駒里奈 公式ブログ 2013/02/23より
プライバシー ポリシー
ボクが生駒ちゃん(生駒里奈)トピックを採りあげなかったのは、
生駒ちゃんのことを語ろうとすると
ものすごく幅広く、ものすごく遡って、いろんな帰納法/演繹法を使って
あれもこれもとしっちゃかめっちゃかに片っ端から語りたくなってしまうからであり、
そういう面ではななみん(橋本奈々未)やあしゅ(齋藤飛鳥)のことを語るのと並んで
喜ばしくも難しいことであるからです。
(あしゅに関してはまたおいおい)
タイトルの「導かれたんだよね、運命だったと思う」という文言は
エントリ36:地獄先生ななみん でも採りあげた
橋本奈々未先生の半笑いでの名言なんですが、
裏を返すと
びっくりするくらい乃木坂46/乃木坂メンバーのことを巧まずして言い表した格言となっていて
いろんな連想・連関が後からたくさん渾然となって浮かんでくる味わい深さを持っています。
この言を仮の軸としてタイトルに冠し
乃木坂メンバーのひとりひとりの、乃木坂に懸ける想いやモチヴェーションを推し量るような
エントリを物そうと「その1」「その2」とシリーズ化していくつもりです。
で、今回は生駒ちゃん。
折りにふれ、毎回ちがった言い回しながら同じコアを持って披露される
生駒ちゃんのオーディションへの応募動機は
"そういう世界には興味がなくむしろ嫌いなはずのお父さんがたまたまなぜか勧めてきたので"
というものです。 ※1
乃木坂ちゃんたちはいずれも照れ屋で賢く感受性豊かでかつシャレの分かるコたちなので
"わたしはこんなにも多くをアイドルになることに賭けてきました"系の発言をしないのですが、
生駒ちゃんの謂う"たまたまなぜか勧めてきた"にも
照れと背中合わせの真実性が隠れている気がしてなりません。
生駒ちゃんは敢えて自分からは口に出さないだけでしょうが
お父さんが愛する娘のことを心配して、好いても認めてもいない芸能活動を勧めてきたことを
たぶん、いやきっと気付いているのだと思います。
「心配」されたその姿はどんなものか、そんなことをボクは探求こそしませんが
彼女自身がその都度、正直なところを述懐しているように
学校等では排斥/孤独を味わい、少年漫画の夢想世界にハマり、少数の親友にだけ心を許せる、
静かにではあっても身を切るように根深い痛みが続く
「一生うつむいたままの人生(※2)」を予感させて辛さがいや増す、
そんな一時期だったのでしょう。
そんな姿のわが子を見ていたら、どんな親御さんだって
ヤンキーになろうが学校辞めようがウェイトレスになって自活しようがグラドルになろうが
「元気」になってくれさえしたらそれでいい、と思うものではないでしょうか。
そんな中で生駒ちゃんにはダンス/芸能という選択肢があった —
後に「乃木坂46」となるグループへのオーディションを
芸能界嫌いなはずのお父さんが勧めてきたのも、もっとも、かつ運命的なことと思えます。
ビシバシにキメまくって「輝き」を放つ、ギラギラの上昇志向あふれる「イケてる女の子」たち —
生駒ちゃんを初めとして、後に「乃木坂46」メンバーとなる女の子たちにとって驚きだったのは
そういう「イケてる女の子」たちが次から次へと選考から外れていき
合格時に残っていたのが
「『なんで私、今ここにいるんだろう?』って思ってる子(※3)」ばかりだったことでしょう。
どこまでそういった"既存のアイドル型へのアンチ・テーゼ"みたいなコンセプトがあったのであれ
選考委員会が「残したい」「捨て置けない」と採ったのは
苦手や得意ではそれぞれちがいはあるものの、ちょうど生駒ちゃんのような
「何か内に抱えているものがあるというか、自分に自信がない子たちばかり(※4)」
だったのでした。
そんな不思議にも素晴らしい「場」「仲間」に出逢えたことで
「アイドルになるために生きてきた訳ではないので何もかもが0(※5)」だった生駒ちゃんも
やってみたい、やれそう、やんなきゃもったいない!という気になれたのでしょう。
何をどのくらいどこまでやってみたいのか、やれそうなのか
言葉で具体的に説明さえできないほどの無限の未曾有の可能性を乃木坂46に感じているのは
どこの誰にも増して、生駒ちゃんであり乃木坂メンバー各々であるのです。
生駒ちゃんにとって「乃木坂46」という場は
"一流芸能人になるための登竜門にして踏み台"のようなものでは到底あり得ますまい。
「ちゃんと前を向いて歩け」るようにしてくれたホームで大家族でソウル・メイトの集まりで
だからこそ、どんなにズタボロになっても何度でも立ち上がり直す価値のあるものなのです。
遊び半分の他人事のようにその懸けた気持ちに茶々をいれるようなヤカラは
捕まえて懲らしめるのがよかろうなのだァァァ!!
※1
一例として
ナタリー - [Power Push] 乃木坂46(生駒里奈)ロングインタビュー&フォトギャラリー (2/4)
"応募のきっかけはお父さんの「お前もやってみろよ!」"
※2
ナタリー - [Power Push] 乃木坂46「制服のマネキン」特集 - 生駒里奈が語る「センターの覚悟」 (3/10) より
「うち、本当にここに来なかったらね、一生うつむいたままの人生だったなって。ここに来たからちゃんと前を向いて歩けてる。よくこんな田舎者の女の子を合格させたよね、本当に。」
※3
ナタリー - [Power Push] 乃木坂46(生駒里奈)ロングインタビュー&フォトギャラリー (2/4) より
「乃木坂46のメンバーは『なんで私、今ここにいるんだろう?』って思ってる子が多いんです(笑)。」
※4
ナタリー - [Power Push] 乃木坂46(生駒里奈)ロングインタビュー&フォトギャラリー (3/4) より
「うちはまっつん(松村沙友理)とまいやん(白石麻衣)に挟まれてたんですけど、両脇はめっちゃ美人さんなんですよ。それなのに、みんな自分のことをカワイイと思ってないって言う。みんな、何か内に抱えているものがあるというか、自分に自信がない子たちばかりが集まったから、すぐに打ち解けられたのかな。」
※5
振り返るとヽ( ・∀・)ノ | 乃木坂46 生駒里奈 公式ブログ 2013/02/23より
