福神なんて飾りです。疎い人にはそれがわからんのですよ

ほれ見たことか、と勝ち誇るようなものでもありませんが
ボクはエントリ40 ジェネラル・クールの凱旋 — 橋本奈々未、「バレッタ」で覚醒す
「"センターが、福神が、とかどうでもいい。ひとりひとりがメディア上の一つ一つの場で何をやり、
何を乃木坂に持ち帰れるか" という、次にスタート地点とすべき境地なのでしょう。」
と書いていました。
果たして(と言っていいかどうか)2014/1/26(日)24時の『乃木坂って、どこ?』第119回の
8thシングル選抜発表では、八福神だか八福神+1だかの体制は崩れ
「五福神」という笑っちゃうようなネーミング/体制が発表されました。
4/2発売の8thシングルがどういうものになるにせよ、それは
「『福神』?何それおいしいの?」「『福神』?いつまでそんなこと言ってるの?」という
運営側自らによるぶっ壊しへの布石となり、やがては、
福神であってもなくても何にも変わりはない、
したがって「福神」選び自体もうヤメヤメ、となる時への布石ではないかと、
そして乃木坂メンバーにとってはむしろ喜ばしいことだと感じました。



全16人選抜、3列並びで前から5・5・6という席次テロップと説明に続いて
女性アナウンサーの「そして前列の5人が『五福神』となります」との言も終わらぬ内に
派手に吹き出しているのを抜かれた奈々未先生(橋本奈々未)を初めとして
奈々未先生ほどではないものの口に手を当てて笑っている真夏さん(秋元真夏)、
「また変わっちゃうんだ、それが。あの、福神って変わるんだね人数がね」というバナナマン設楽氏、
それを受けて笑みを見せる大半のメンバーたち、と
おおむね「五福神」はさしてシリアスな大変革でもない、どっちでもいい軽いジョーク程度に
あるいは何か拍子抜けするような素っ頓狂な笑えないジョーク程度に
受けとめられた感がありました。



七なり八なり、あるいは九なりの「福神」枠が5人に減るということは
前シングル体制下での実績・評価がそのまんまイコールだったとしても
3人4人が必然的に「福神落ち」するということですから、
本来ならそれはシリアスな死活問題であっても不思議はないはずです。
殊に "自分は7番め8番めでギリギリ"のように心中で思っているメンバーにとってはそうでしょう。
また逆に "今回の自分は7、8、9番めくらいいってるんじゃないかな"と期待していれば
"ああ、なぜ枠が減っちゃったの!福神入りできるはずだったのに!" というガックリ感も
あって不思議ではないところです。



実際には
意外や、悔しさ・残念さを言葉を選びつつ感情を抑えつつも精緻に語っていた
まっちゅん(松村沙友理)、キャップ(桜井玲香)、真夏さん
割と淡々サバサバと前向き方向の意欲だけをあっさり語った
いくちゃん(生田絵梨花)、ワカツキ(若月佑美)
と、福神絡みのいわば「境界線上」にあったメンバーの反応には
観ていて痛々しくなるような悲壮感・深刻さはもはやなく、
むしろ "ハイハイ、次、次!さっさと次行ってみよー!"というような強さや清々しさが
見受けられました。
強いて挙げればキャップの
「キャプテンだからずっと福神にはいれてるんだ、って未だに言われるので」
「悔しいので そういう風に言われてるのが」
という言が、複雑っちゃあ複雑、贅沢っちゃあ贅沢な悩みで
桜井玲香ちゃんの普段は見えにくい繊細さ、か弱さ、焦りが垣間見えて
ちょっと危ういな、でも口に出して言える分、逆に強さへの意志や欲が出てきたのかもな、と
感じられたりもしましたが。



さすがに見てるところの次元がちがうと思わされたのは、生駒ちゃん(生駒里奈)と奈々未先生で、
 最近は、TVやライヴでも自分より乃木坂46のためを一番に考えてしまうところがあったが
 今回は(前2回と異なり)見やすい前列に来たので自分も見てもらえるように頑張りたい(大意)
という生駒ちゃん、
前回から一貫した姿勢で
 場所関係なく見てもらえるような人になれるように頑張っていこうと思う
という奈々未先生、と
序列だとかトロフィー争奪戦だとかの先の先、
乃木坂内ルールや乃木坂内ゲームや乃木坂内フォーマットの先、また外に
もう目が向いているのだなと改めて確信させられる言でした。



むしろ反対方向にさえ取れる2人の言は、逆から言い換えれば
センターであっても福神であってもパフォーマンスがダメダメであったら
観てくれる人も観てくれない、観られても見流されて目に留めてもらえない、心に残らない
ということなのだと思います。
運営側がもし「しゃあねえなー乃木坂ちゃんたちは。こんなことしかできないのかー?」と思いつつ
そのしょうがない内から1番2番...と上から順取り式に「採って」いるとしたらどうでしょう?
そんな中で上がった落ちたと一喜一憂していても何のゴールもブレイクもないでしょう。
悪名高き「運営」がそんなプログレッシヴな視点から一貫した方針の延長線上の「次の一手」として
今回の「削りこみ」策をとってるとは考え難いですが、
この「五福神」への「削りこみ」に意味が生じることがあるとしたら
それは必ず乃木坂メンバーたち自身の心の内から湧いて出てくるものにかかっているだろう、と
ボクには思えたのでした。



  






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