いま3期生に伝えたい100のコト(のうち39)


女優さんやモデルさんだったらやっぱりイメージが大事だけど、アイドルって顔とか声とかダンスだけじゃなくて、人間性を好きになってもらわないと続かないので。 (山下美月)
ー 『BRODY』2017年10月号「シンデレラになれなくても。」 より


敗北にこそ才が必要だ
敗戦の中で何をどれだけ見いだすことができるのか!?
”歴戦”の価値はその能力で決まる!
おまえこそその範ではないか 新司令官 張郃!

おのれを雄大な絵柄の緻密な織物とみなせ!
その将器に一戦一戦を入念に織り込み生涯をかけて仕上げるのだ!  (曹操)
—『蒼天航路』その三百七十 より



いやぁ、驚きました、よね?
先般19/09/11の『猫舌SHOWROOM』、
レイ(清宮レイ)・さぁちゃん(掛橋沙耶香)・ゆな(柴田柚菜)の4期生トリオによる
ひっちゃかめっちゃかぶっ飛び掟破り配信!
「ボクチンの理想の幻想天使ちゃん」を求める一部のキモヲタ・アンチのみなさんのご機嫌がどうあれ
これぞ乃木坂!これぞ乃木坂プロダクト!とひさびさにエクスキューズ抜きで喜べる
必殺の生配信コンテンツ、SRコンテンツ、猫舌パフォーマンスだったと言えるでしょう。



とまあ、それはひとまず1、2エントリほど措いとくことにしまして。
一方で、先般3周年を迎えた3期生からは
最近頓に危機感・焦燥感を感じさせる発言・発信が見受けられるようになった気がします。
ある意味それは、3期生アンチならざるボクには、もっともでポジティヴな出方だと思えます。
そこでいま、ある意味焦眉の問題として採りあげておかねばとブチ上げましたる今回のトピック、
さすがに100のコト、あるいは39のコトとは行かずとも
10や20は浮かんできそうな3期生ちゃんたちに伝えたいことを
思うままに自由に、アンチ呼ばわり説教系ファン呼ばわりをも恐れることなく
つらつらと徒然なるままに書きつくりていかむと思ひます。
おそらくは2、3エントリ飛び飛びに続く連作シリーズになるでしょう。
乃木坂運営ヘッド・クォーター、もしくは向井 - 久保資料室になら
文中で触れる当該の原資料が豊富に眠っていることと思われるので
関係各位は必要に応じて漁ってみるのも一興でせう。



①イジりをカマすに遠慮すべからざること
「宇宙服が一番似合う(齋藤飛鳥)」
「よく『一人が好き』って言ってるから一人にさせてあげたんですよ あたしは(斉藤優里)」
『乃木坂って、どこ?』第21回「深層心理丸裸の心理テストを実施!」において
ななみん(橋本奈々未)大好きっ子だったこの2人は
絶対バカにしてる、disってるとも取られかねないこうした言説によって
逆説的にかの橋本奈々未さんのストレンジでビザールな魅力を
図らずして上手くプレゼンテーションしていたものでした。
これに限らず、1期生同士、2期生同士、1期生&2期生はそうしたイジり合い・イジり愛によって
個々のメンバーの個性・魅力、個々のコンビネーションの個性・魅力を
意図せずともいつの間にかパブリックに提示し、
それこそが「乃木坂の魅力」の主要な一端として受容されてきたという経緯があります。
そして3期生同士でのやり取りで、ボクが印象深く覚えている例でいえば
「とんでもなく頭が ちょっと 飛んでらっしゃるな(梅澤美波 18/01/28『工事中』)」
「史緒里、オンナスキじゃない?(向井葉月 18/03/25『46時間TV3』)
などが苦もなく素早く頭に浮かんできます。
乃木坂ちゃんを貶めたくて陥れたくて常に手ぐすね引いて待っている自称ファンのアンチくんたちは
“ボクチンの〇〇ちゃんをけなしたなーっ!?” みたいなことですぐに噴き上がるものですが、
そんなアンチ坊やたちのご機嫌を伺っていたら乃木坂の乃木坂らしい武は失われてしまうでしょう。
メンバー同士の個々の愛と理解の形は
シャレの効いたお戯れのうちにこそパブリックに提示され得るものであり、
一部の運営直結型大本営発表担当の雑誌メディアによる整理された言説でではなく
ラジオやTVやウェブ配信での繕いようのないスポンテニアスな発露によってこそ
雄弁かつ精緻に伝わるものでしょうから。

②コンビ武、トリオ武の順列組み合わせを模索し、大事にすべし
これは何も3期生ちゃんたちに限ったことではないのですが、
そしてまた乃木坂ちゃん個々の胸三寸でどうにかなることでもないのですが、
ここ1年ほど、あるいは1年半ほどにも亘って
運営の意向・都合のみによるとも思える無理筋の2人組・3人組(4人組、等々)仕事が増え
それゆえに個々のメンバーの武が活きることなくぼんやりとその場/コンテンツが
流れ気味のまま終わってしまうということが多々見受けられます。
たとえば『らじらー!』たとえば『猫舌』たとえば『乃木のの』...
1期生の、あるいは2期生の、あまり喋ったことがない、接点のない先輩との
あるいはそういう4期生の後輩との組み合わせなので自分を出せなかった ー
という場合ならまだいいのですが、最近では3期生同士のコンビ/トリオでも
パァンと弾けハネるような爆笑、あるいはキュンキュンのコンテンツが
めっきり見受けられなくなったような気がします。
いまや昔、まだ『のぎおび』というルーティン義務番組が始まる前の2017年から’18年前半、
3期生は3期生同士の2、3、4人組で、特に何ということもなくともSHOWROOM配信をやってたもので
そこでは、たとえば梅澤美波&佐藤楓&山下美月、
たとえば吉田綾乃クリスティー&伊藤理々杏&中村麗乃&美波、
たとえば向井葉月&岩本蓮加、たとえば綾乃クリスティー&久保史緒里...のような
今では滅多に見かけられなくなったような組み合わせメンツによるフリー・トーク配信で
“へえ〜、この子とこの子の組み合わせだとこういう面、こういう関係性が表れるんだ〜” という
この上ないメリットが自然に発揮される機会がありました。
その頃と比べれば今は、3期生同士でも選抜/アンダーと別れていたり
一緒の場で顔を合わせる機会も減っていたり、ということはあるにしても
だからこそ逆に、そうした数少ない機会が巡ってきた際にはフルに素の自分と素の関係性を出して
観る人に ”あ〜、「乃木坂を観る」って確かに以前はこういう感じだったよな〜” と思わせる
自然体にして必殺のプロダクトとしていってほしいと思います。

③チェキの雑誌名に敬称は不要のこと
これは1期生・2期生のほとんどは既に実践できていることなんですが、
雑誌の読者プレゼント企画のチェキへのサインで
「EX大衆さん」「月刊エンタメ様」「BUBKAさんへ」
みたいに誌名に敬称を付けるのは不要、さらには間違いであると
意識している3期生(もちろん4期生も)はまだ少ないようです。
そのチェキは誰に贈られるものか? ー 応募して当選した読者/ファンへ、ですね。
“僕/あたしに贈られたものと思いきや「BRODY様へ」って書いてある...(泣)”
1期・2期の先輩たちはキャリアのどこかで段々とそういうことを意識/学習していった結果
誌名に敬称を付けないことを敢えて選択しているはずです。
“まだぺーぺーの自分なのに” という謙遜の情の表現は、殊この場合においては的外れなのですね。
ちなみに、10代の新進女優さんたちなどはほぼ例外なく敬称なし、なので
自宅や事務所に『B.L.T.』があったらチェックしてみるとよいでせう。



...と予測どおり、たった3のコトでも結構な紙面を取ることになったので
また随時、シリーズ・エントリを放っていくことにしませう。







  

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