愛しているからどんな結論だってちゃんとその先見守りながら応えたい、遠回りになっても


衝撃でした、かね?
そうでもないという人ももうさすがに多くなってきたんじゃないですかね、
今回の3人 ー なーちゃん(西野七瀬)わか(若月佑美)あみたむ(能條愛未)の卒業発表。
ボクは、いわば「無念」の想いが強い時ほど
分量多めの、なんなら「運営」への批判・皮肉・呪詛をもこめたエントリを物しがちな者ですが、
今回の卒業に関してはそういうこともほぼ不要と思えます ー
まあ、ただ1点を除いては(布石)。



卒業発表のブログ・エントリ:
おしらせ | 乃木坂46 西野七瀬 公式ブログ
で、なーちゃんは卒業以降の意向を特に表してはいませんが、
過去1、2年ほどの各ジャンル各メディアでの活動を見ても
ある意味「現在のとおり」かつその拡大延長線上の
本来の、良い意味での「マルチ・タレント」としての活動を続けるものと思われます。
雑誌・ショウ・CM等での幅広い「モデル」業、
生舞台よりはむしろ映像メディアでの「女優」業、
そして『世界制服』のような番組に顕著な、カテゴライズしづらくも独自路線な「TVタレント」業、
さらには ”どいやさん” のマルチな展開に見られるポップ・コンテンツ・クリエイター業。
「歌って踊るアイドル歌手」という仕事以外が射程範囲のすべてとなるとしても
そのほとんどが既にできること、手をつけていること、もっと深くやってみたいこととなっており
乃木坂46内でできることはもうやり切り、できないことをもっと先・奥までやるために、
という、理想的と言っていい「乃木坂46卒業の形」になっていると思えます。



わかの当該エントリ:
いつか自分を好きになれたら | 乃木坂46 若月佑美 公式ブログ
には、明示的にとは言えないまでも、従来見えていた意向の延長線上にある目標が窺えましょう。
「乃木坂46で頂いたものを糧に
 次の夢に向かおうと思います。」
「私には叶えたい夢があります。
 頑張らなければいけない。
 ここからもっと。」
雑駁に単純化して言えば、その夢は「女優」ということになると思いますが、
ボクの勝手な思い入れのおっ被せを承知で言えば
映像メディアの分野、殊にTVドラマでの女優業、がそうではないかという気がします。
過去の諸インタヴューでもわかは、小学生時代に遡るそもそものきっかけとして
「テレビ」「天才てれびくん」等への言及を見せており、   ※1
乃木坂46の舞台進出メンバーの内でも既に堂々たる実績を残しているはずのわかが
「次の夢」「叶えたい夢」「ここからもっと」と言うからには
そのフィールドはTVドラマ(加えるなら映画)、と考えるのは強ち無理筋の推測ではありますまい。
ぶっちゃけボクは、「舞台での芝居」というフォーマットの限界を積極的に嫌い否定する人間なので
誰でも、無料で、共時的に分かち合え、しかも録画等で何度も味わえ伝達も容易な
TVドラマというフォーマットこそを俳優・女優の活躍の最強の場だと思っています。
時を同じくするように放送が始まった日本テレビ日曜22時半の『今日から俺は!!』出演などは
「誰もが女優:若月佑美を観て知っており、好くも嫌うも観た人次第、若月次第」という
本来あって然るべきスタート状況がやっと整った、という好例であり、
「な〜ぜそれをやって来ませんでしたか、途中で早々と諦めましたか、運営さん?」と
またぞろ宿年の呪詛が口をついて出て来かねないところですが
まあ、今回のこれを最後の贈り物迫撃弾と考えるなら、悪くない手打ちと納得もできるのです。



あみたむの当該エントリ:
皆様へ。 | 乃木坂46 能條愛未 公式ブログ
には
「きっと私がこういう気持ちになったということは ここで自分がやれる事はや
 りきったと思えたし、悔いがないと思えた
 あとは 目標や将来のビジョンが明確になったから。」
とあり、小・中学生時代の履歴からもここ2年ほどの活動からも   ※2
舞台、殊にミュージカルが変わることのない目標フィールドであったろうと窺えます。
2018年3月の舞台『ミュージカル「少女革命ウテナ~白き薔薇のつぼみ~」』での主演・座長経験は
とりわけ決定的な自信とより強い希求の素になったことでしょうし、
舞台/ミュージカル女優のごく当たり前の姿がそうであるように
自由にオーディションに挑む、自力/実力オンリー世界への船出となる卒業だと思います。



さて、もう既に、冒頭で打った布石の型が端々で十分露わになっているとも思いますが、
乃木坂46運営方針にインテグラルな宿痾のように根付いてしまっているアンビヴァレンスは
・メンバー個々のコアな志向や素養や適性に基づく芸事の向上は、オファーと収益のグレードを上げるが
・メンバー個々の大規模な外/ソロ仕事が時間リソースを要すと、握手会その他が割りを食う
・よってもって「運営」は、メンバーの「大物化」を実はそう喜ばない
ってなところとなりますかね。
そうじゃなければ「そうじゃない!」と運営さんは否定してくれてもいいのですが!
もし「女性アイドル・グループ」からSMAPやTOKIOや嵐のようなグループが生まれ得るとしたら
それは他のどこにも増して乃木坂46であろう、というのは
もはや国民的コンセンサスに近いものになっていると言っていいでしょうが、
それを許さないのはオトコの罪、キモヲタの罪、「男子」の罪、運営の罪、アキモティクスの罪。
「全国握手会」や ”乃木坂全体仕事” に、3ヶ月や5ヶ月登場しないメンバーがいたら
それほど運営に支障を来たすものでしょうかね?
たとえば女優志望の乃木坂メンバーの誰かが
たとえば「朝ドラ」のオーディションを受けに行って、主役や3番手5番手の役を射止めてしまう ー
そんなことがあったら「運営」はむしろ困っちゃう、のでしょうかね?
まあ、現状を見る限りはやはり「困っちゃう」のでしょうね。
握手会を4回も5回も、事によると10回も休まれちゃうことになってしまうから!?
したがって、たとえば「女優仕事」にしても
ネルケ/AiiA/AKS/秋元康グループの手の内に収まる範囲内でやっといてほしい、ってとこでしょうか。
「ひとつの”劇団”のような女優集団を目指したい」と宣う今野義雄氏ですが ー
っと、イジワルなツッツキはこの辺でやめときませう。
時間が経てば、じわ〜っと遠回りに「効いてくる」というのをボクは実感として感じてますのでね。



時間が欲しいの 今の二人にとって とても大事な選択 簡単に決められないわ
愛しているから どんな結論だって ちゃんとその目見ながら 答えたい

時間があっても 何も変わらないでしょう あなたに言われた時から 本当は決めているのよ
それでも私は 同じ心の道 ちゃんと確かめながら 歩きたい 遠回りになっても...
ー 乃木坂46「遠回りの愛情」より



“華の94年組” は、今回の卒業で現行の6人から一気に3人に減少します。
今回の卒業は、3人それぞれにとって必然性のあるポジティヴなそれであるのはまちがいなく
そこに関してはボクも文句なしに「卒業おめでとう」と言えます。
そして、せめてもの、最後のはなむけになるようリクエストしたいものがあるとすれば
詞・曲・サウンドともに完璧な絶品「遠回りの愛情」の
6人での究極の歌披露動画コンテンツが一番に思い浮かびます。
差し詰め『乃木坂工事中』のエンディングか、『乃木坂46SHOW!』あたりででも。





※1 参照例に
若月佑美、乃木坂46で見つけた「希望」 (2/10) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー より
──ちなみに小さい頃の夢というのは?
小学校の高学年くらいなんですけど、モデルになりたいとかテレビに出たいとか考えるようになって。その頃に観てたNHKの番組に同い年の子とかよく出ていて、それを観て「私もあそこに出たい」って思ったんですね。

また
『OVERTURE』No.006 「ANSWER FOR... pt.7 若月佑美と『乃木坂46』」より
ー高校時代はまわりから取り残されていたそうですが。
みんなは受験勉強に励んでるけど、私は行きたい大学もないし、学びたい学問もなくて。だったら、小学生の時に『天才てれびくん』を観て「このなかに入りたい」と思った芸能界を目指してみようと乃木坂46を受けたんです。


※2 参照
能條愛未 #略歴 - Wikipedia


  






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