退かぬ媚びぬ省みぬ!宇宙戦艦コトコ&護送船団進発す

俺は自分の器はわかるが 中身はわからんのだ
関羽 俺の器の中身にならんか
君が俺の器からあふれる時は いつでもその器を砕けばいい  (劉備)
—『蒼天航路』その三十三 より

伯符! 亡き殿・孫策伯符よ!
孫家は代を重ねる度に豪壮になってゆく!
そうであるな!
君と私が幼き頃から見出だしていたこの大器が
唸りを発して家臣に覇気を呼び戻し
曹操を 乱世を 天下を飼い慣らす日がくる!
そうであるな!  (周瑜)
—『蒼天航路』その二百十一 より



いやあ、スゴかったですね、『乃木坂46時間TV』!
『乃木坂46 4th YEAR BIRTHDAY LIVE』の代替にすべく、どころか
ほんの5万から12万人にしか観られないライヴ公演の替わりに
全日本、のみならず全世界の500万人から2000万人以上、なんなら1億人以上を相手に
無料で誰でも気の向くままに、よろしければ、という形で発信されるこうした企画こそ
国民的アイドル、もしくは歴史的アイドル、人類史的未来型アイドルである乃木坂46に
ふさわしく、俟たれ恃まれるバースデイ・イヴェントの本来あるべき形でしょう。



そして、論理的にはおかしな「乃木ロス」という文言に象徴される惜しみ感情の大部には、
「いつもの乃木坂プロダクト」では観れないメンバー/顔合わせ組み合わせのもたらす
まだまだ無限に埋もれている筈の、未知の、初体験の楽しさ面白さを
もっともっと、いつも、コンスタントに高密度長時間観てみたいという
既存ファン、入り立てファン、一見初見の未ファン、潜在ファン候補の
「ここまでスゴいか、乃木坂は」「不明を恥じて改悛するので、お願いもっと見せて」感情がある筈。
ここでは
改めての絶賛を広くから集めた真夏さん(秋元真夏)わか(若月佑美)かりんちゃん(伊藤かりん)
を敢えてさて措き、
ひさびさながらファンには既知の、いつもの武を随所で揮った琴子こと佐々木琴子ちゃんと
それを陰に陽に援けた影のKTK軍団の愛の劇場名シーンを振り返っておきましょう。



初日2/20土曜朝の「乃木坂電視台 - 琴子のお悩み相談室」。
声優さんのラジオ番組を愛聴するという琴子らしく、DJっぽいていで進行するコーナー。
同学年で仲良しのあーちゃん(鈴木絢音)から2件、
お母さん代わりのかりんちゃんから1件のお悩みハガキ(のてい?)を飄々と解決する琴子。
そして特別ゲストに、師匠で支持者で琴子ヲタでもありイジり巧者でもあるかなりん(中田花奈)。
この日は朝からボウリング大会で乃木坂内番組で初めての「カナヲくん」を披露し絶好調のかなりん、
いつもの定型設定の「琴子のことが大好きなのにつれなくあしらわれる先輩」のていをカマします —

花奈「琴子ちゃんが大好きなんですけど
でも 琴子ちゃんから好かれるにはどうしたらいいのかなっていうのと あともうひとつあって
琴子ちゃんと2人でごはんを行くにはどうしたら どう誘ったらいいのかなっていうのが
悩みです ぺろぺろ!」
琴子「えっと〜〜 う〜ん... えへへへっ あの まず わたし 花奈さんのこと好きじゃないんですかね?」
花奈「えっ! もしかしてそれは 好きってこと?」
琴子「いやぁ なんか どっちでもないかな、みたいな えへへへ」
花奈「む 無関心みたいな?」
琴子「まあ なんか 優しい方だな、みたいな まあ どっちかっていうと好きですよ」
花奈「ほんと? あ わかった 嬉しい... 喜んでいいのかな?」
琴子「はい 喜んでください」
花奈「あ ありがとう ふぅん」
琴子「解決しました?」
花奈「あぁっ じゃああの もう1個 ごはんは...?」
琴子「あ もう1個 ごはん そうですね ごはんは... うぅん かりんちゃんと3人... うふふっ」
花奈「それは かりんちゃんいなきゃいけない の...?」 
琴子「あのー 何ていうんだろうな わたし喋れない人なんですよ あんまし」
花奈「そう? でもすごい — —について めっちゃ喋ってたけどw」
琴子「w これ これはがんばってます 全力でがんばってます」
「え 喋れなくてぇ で 花奈さん喋れる方じゃないですか」
花奈「あ いや どうだろうね」
琴子「あ 喋れないんですか?」 
花奈「あぁ わかんな〜い ふぇ〜〜い うん で?」
琴子「で それで なんか今も この感じだと ふわふわってしてるから
そう ここにかりんちゃんが入ることで 司会が生まれるんです」
花奈「あぁ〜 ごはんに司会が必要だ、と!」
琴子「そうです ごはん... 遊びにも司会が必要です まとめる人が必要なんです」
花奈「意外と しっかりしてるんだね 琴子ちゃん」
琴子「いやいや 失敗したくないので」
花奈「ん? 2人で行ったら 失敗になっ...」
琴子「あ なんか 失敗して なんか関係が悪くなったらヤだなって...」
花奈「そ そうだよね そうだよね じゃあ... ね!今後も仲良くしてください」
琴子「はい じゃあ 今度 3人でごはん行きましょうね」
花奈「そうだね わ かりました はい」
琴子「解決しましたか?」
花奈「はい もう... 納得します もう そうすることにします」
なんというナンセンス不条理メタ喜劇!
ぶっ飛びナンセンスの中にも真実性が覗き、真情を語るだけで不条理ナンセンスの笑いが生じるという
琴子のいつもの自覚されざる武の真骨頂が技巧派かなりんによって巧みに引き出されてます。
一見すると、まるで
「優しい先輩がせっかく仲良くしたがってるのを頑なにかわそうとするおかしな後輩」
みたいなこのやりとりこそは
ここ8〜10ヶ月程の間そこかしこで発酵・熟成しつつあるドルヲタ先輩かなりん&2期生のお戯れ劇。
たとえば15/10/09発売の『BOMB』11月号に顕著に見られるように  ※1
敢えて「やられ役」「落とされ役」のていを採って2期生の個性と出番を引き出さんとする
かなりんの知的ゲーム・メイキングが琴子の天然の武をめいっぱい花開かせた好例なのですね。

この後、「みまもりがかり」として残ってもらったかなりんを横手に
もう1件、さゆりん(松村沙友理)からの"寝つけない時どうしたらいい?"とのお悩みに
共通の趣味(声優さんのリラックス・ヴォイス)を活かして解決をつける琴子。
そしてエンディングでは再び、思いこみ激しい女ヲタよろしく
「眠れない時はお布団に入って "ああ 今日は琴子ちゃんはどんな1日だったのかなぁ"って考えてたら
自然と眠れて さらに夢にまで琴子ちゃんが出てくるの」
と芸風を崩さないかなりん。
むにゃむにゃと違和感を表明しつつも「喜んどけば大丈夫ですかね」と収束させ
しっかり台本を見てるのを指摘されつつシメの言葉を放つ琴子なのでした。



っと、琴子&かなりんの会話劇があまりにも面白く惜しいため
すっかりいつもの聞き書きメソッドで紙面を取ってしまいましたが、
この後まだ20土曜、21日曜ともに
琴子護送船団の愛の援護射撃&迫撃砲弾幕が要所要所で見られました。
今夜はもう間もなくニコニコ生放送で
自称365日カワイイ乃木坂46秋元真夏は閏日もカワイイのか検証特番
が始まってしまうので、続きはまた次回にたっぷりと。






※1 「クロス・トーク 輝き始める個性の色。」より
— 知らない方がいるといけないので説明してきますと、かなりんはかなり有名なアイドル大好きアイドルさんです(笑)。
中田「もう可愛くて可愛くて... 私ひとりっ子なのでみんな本当の妹かのように愛情を注いでます」
— 琴子ちゃんも注がれてる実感ありますか?(笑)
佐々木「あ〜、最初の頃は...」
中田「え、今も注いでるよ!!」
佐々木「あ、そうですか。最初の頃すごいきてくれてたんですよ」
中田「アンダーライブが始まった頃だよね」
佐々木「そうですそうです。嬉しいな〜と思ってて、気付いたら、みり愛に推し変してて(笑)」
中田「違う違う違う(大慌て)。むしろ一番最初がみり愛ときいちゃん(北野日奈子)だったの(後略)」



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