アホという得難き才能 — ラジオで花開く北野日奈子の天然の武

そもそも関 雲長という人そのものが未知数
期待はするがわからぬものは想定できない

未知数の人を方程式に押し込んではいけない
関 雲長には関 雲長の戦をしていただくだけでよい  (諸葛亮)
—『蒼天航路』 その三百八十六 より



乃木坂46のきいちゃんこときんちゃんこと北野日奈子ちゃんは
たとえばみなみ(星野みなみ)やまあや(和田まあや)と並んで、
何をしても、あるいは特に何もしなくても、かわいくておかしくて愛される
フツーにしてれば観てるだけでもう笑みがこぼれてくるので
特に「一芸」や「得意」や「あり方」を問われることはない —
そういうタイプの乃木坂ちゃんと、その「推しファン」の「好きの理由」も含めて
目されているフシがあります、でしょう?
ボク自身は、そうでなければそうでないだけ
その「好きの理由」は確かで揺るぎない根強いものになると考える者ですが。



ボク自身はその「かわいさ」「ルックスの良さ」「好かれやすさ」は早くから見初めていたものの
「気になる」「好き」が始まったのは、
14/07/13の『乃木坂って、どこ?』第142回「乃木坂46 頭NO王決定戦!」で
あしゅ(齋藤飛鳥)と解答席でひそひそ相談を交わしているのを観て、
そしてその後の各種多数のあっしゅんきんちゃんイチャラヴ・パフォーマンスを見て、
さらにはその奥にある2人の愛とシンパシーのあり方を各種言説からより深く知って、でした。



と、その辺は今エントリではまだ語らないんですが、
ここでは、きいちゃんのラジオでの特有の武
アホの武が吹き荒れゲスト・メンバーもリスナーも幸せにしてしまうという不思議プロダクト:
『乃木坂46の「の」』の9代めMC業に焦点をあてましょう。
2015/08/16の第124回から始まったきいちゃんMC『のの』は
堀未央奈&伊藤純奈、中田花奈&永島聖羅、伊藤かりん&鈴木絢音、川後陽菜&斉藤優里、
秋元真夏&橋本奈々未を迎えての第124回〜128回の過去5回がともに
総受け総ツッコまれでわちゃわちゃワーキャー大騒ぎ大笑いで大満足という
想像もできなかった新たなときめきと出会いの場となっているのです。



仲良しトリオで鳴らす「塩アイス」こときいちゃん・みおな・じゅんなでの初回は
放送まで誰がMCなのかが伏せられていましたが、ボクはきいちゃんMCを半ば予感・期待してました。
エントリ96で長々と採りあげたように
きいちゃんの武が、「できる/できない」「上手い/下手」のスキル云々のレヴェルを超えて
驚くべき魅力を発揮する例を知っていたからです。
MCご当人が話しやすいメンバーを初回に、というのが『のの』伝統メソッドとなってる面もあれ、
気兼ねなく岐阜弁を多用するみおな、低音で鋭くツッコみ、時に進行まで代行するじゅんな、と
廻しがヘタであるがゆえにますます番組が面白くなるというきいちゃんのアドヴァンテージが
初っ端からめいっぱい活きる回となりました。
数ある名シーンからひとつだけ例を挙げておけば
コーナー「あるあるアルティメット・リーグ」の
"入学から2、3ヶ月後「こういう人だと思ってたのに」という話題で盛り上がる" のくだり。
あるある指数80と答え、「この3人」でも意外だった部分なかった?と膨らますみおなに
「いやぁ そんなんみおなだよね」と受けるじゅんな。
ひなこ「ごめん ひなこ全然聞いてなかった そのはな...」
じゅんな「ちょっと ウソでしょ? そんなことってあるぅ?」
「『こういう人だと思ってたのに』っていう話題で 大盛り上がり ー」
ひなこ「そうだね!みおなだね!」
じゅんな「おおおっほっほほ 時差が 時差がすごいんだけどw」
みおな「じゅんながMCみたいになっとるやんw」
ツッコむじゅんな、まとめる/解説するみおな、ボケ倒すきいちゃんという流石の三羽烏でした。



続いての第125回はある意味、試金石。
2期生初のMCはゲストが1期生オンリーでもやれるのかという、想えば初の課題を含んでたのです。
非選抜メンバーでは共にリーダー格・先生役・外仕事巧者でもあるかなりん&らりんは
多量の興味深いメンバー絡みの雑談をひたすらみっちり休みなく投入し、
新人MCきいちゃん&リスナーをむしろホストするという逆転のサポートを果たしていました。
殊に、ダンス/振りに関する話では
鈴木愛理(℃-ute)、嗣永桃子(Berryz工房)、白石麻衣、西野七瀬、桜井玲香の名が挙げられ
非常に興味深く新鮮でディープなトークとなっていました。
また、エンディングでのきいちゃんのヤバい告白に...
「らりんさんとかなさんが 話をしてくださってたので その時間に 聞いてましたけどぉw 次がどの —」
らりん「あぁ 次のね 作業をねw あたしもよくやるw」
かな「それ 言っちゃうんだね ここでねw 視聴者のかたはきいちゃんも参加してるものだと思って —」
という神がかったメタなナンセンス・トークが素晴らしかったです。



3回め第126回も2期生回でかりんちゃん&あーちゃん。
『のの』初登場のあーちゃんと新人MCきいちゃんのお守り役に、MC道では既に名高きかりんちゃん。
これまた毎戦毎戦がその度にハードルの連続ってな感じの3回めですが
ツッコみツッコまれ、地域・年齢ギャップ、おこちゃま&オトナの逆転劇、すっとんきょうな言説群
と、みんなのヴァラエティ豊かな武が様々に入り乱れる苦笑と爆笑の連続となりました。
ボクならずともファンには興味深いであろう発見は、あーちゃんの低い声と遠慮のないツッコミ体質。
殊に、「乃木坂学園教員リスト」コーナーでの
"昨日観たクイズ番組の答えが全部解ったとアピールしてくる先生" でのきいちゃんへの鬼ツッコミ!
学校/先生あるある話が全然あーちゃんにはハマらず、訊くきいちゃん —
「え〜...(溜息) 何だろう? なんでー? 全然ハマんないんですけど どう、あやね?」
あやね「え たぶん〜 私が思うに 学校に対する意識のちがいじゃない?」
かりん「ほわっ! ヤバいヤバいヤバい なんか強いの来たよ?」
あやね「どういう学校生活を過ごしてきたかとか そういうのがちがうんじゃない? たぶん」
ひなこ「でも ひなこはけっこう平和に」
あやね「なんかちょっとイマドキだったんだよ」
ひなこ「そぉ〜〜んなことないよ?」
あやね「そぉ〜〜んなことあると思うけどね?」
絢音ちゃんはブログでも難しい言葉を書いてますからね(笑)。
ここのツッコミと反論とさらなるツッコミ追求は結局、かりんちゃんの弁証法フォローと
きいちゃんの「確かに 勉強してる、って意識はなかったかな」の言で落着するのですが、
あーちゃんがここまで自由に遠慮会釈なく闊達に自分を出したパフォーマンスを見せるのは
『乃木ここ』研究生篇と『BINGO!4』第8回の「NOGIROOM」以来
かつ、それ以上にだったと思います。
これまたきいちゃんの総受けイジられ体質ゆえの武の器の賜物と数えていいでしょう。



むうっ?もう既に十分に長〜い!
この調子で第127、128回を語って、しかも総論的シメまで書いていると
ボクの睡眠が危機に瀕してしまうので、今回はこの辺で!
ちなみに、本日15/09/20の『のの』ゲストは
佐々木琴子&鈴木絢音という、何というか、何にせよ畏るべきコンビ!  ※1
年下ながら理知的で実はツッコミが厳しいというこの2人にきいちゃんはどう立ち向かうのか?
誰推しだろうと食わず嫌いせずにぜひ聴きませう!



※1
ママー | 乃木坂46 佐々木琴子 公式ブログ にも告知あり
「・乃木のの 9月20日20:30~(文化放送)
 ひなこちゃんがMCで絢音ちゃんと二人で喋りました
 ドキドキしながらきいてね!」
なぜ「ドキドキしながら」ですか、琴子殿?
いつもながらよく分かってらっしゃる(笑)。



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