ジュンナと楽屋女王 — 『乃木ここ』研究生篇に伊藤純奈のキャラを探る

『生のアイドルが好き』第25回の2期生スペシャルの興奮も冷めやまぬ今、
このじゃっかしの追い風を最大限に活かすべく
かねてよりの予告ノルマを応援がてらいまさらながらに果たしておきますよ。
まだまだ未見の人も少なくないらしき'14年8/8、8/15アップの
『乃木坂って、ここ!』研究生篇の
じゅんなこと伊藤純奈ちゃんの見どころレヴューです。
「2期生で『乃木ここ』やっちゃいました! 前篇」
「2期生で『乃木ここ』やっちゃいました! 後篇」



前篇では無黒屋、バンデットに続いて第3のアトラクション:立ち乗りコースターMOMOnGAに
琴子(佐々木琴子)、そしてじゃんけんで急遽追加参戦のあーちゃん(鈴木絢音)と
ともに挑むじゅんな。
1番手として順当に怖がり可もなく不可もなくの搭乗を終えた後、
思いがけない見せ場は2番手琴子の搭乗後を迎える場面にあります。
頑是ない幼児のように泣きベースで帰ってきた琴子を笑いつつもあやすように迎え入れ
「頑張れてたよ」「高かったね」と実は3ヶ月年下にもかかわらずお姉さん的なホストっぷり。
さらに3番手あーちゃんの搭乗後には
足腰立たなくなり膝立ちでしがみついてくるあーちゃんのカメラ付きヘルメットを
何かのインストラクターのお姉さんのようなプロっぽい巧みな手つきで脱がしてあげ
幼児泣きのあーちゃんの頭をポンポン、あやしつつ軽くインタヴュワーの役割。
「どうだった?」「何も見えなかったの?」「おつかれ(ポンポン)」
「他に感想は?」「叫べなかった?」「叫ばない?」「黙り込んでたの?」と、
怖い思いをしたんだからもう喋るのもヤだ!ってな感じに幼稚園児フテ泣き状態のあーちゃんが
言葉少なに獲れ高無視の天然の武を揮うのを、逆説的にオモロく引き出しています。
不思議ちゃんは不思議ちゃんのままに、おとなしいコはおとなしいコのままに、
その天然モノの美味しさを引き出していけばよし —
それこそが乃木坂46を凡百のギャースカ騒ぎアイドル仕掛けと一線を画すものにしてきた
コンセプトなきコンセプト、戦略なき戦略であり、
ここでのじゅんなのアプローチにも、それは図らずして自然と活きているのでした。

直後、急遽スリル大好きの京ちゃん(米徳京花)&いおり(相楽伊織)が追加参戦するシーンでも
コースターのプラットフォームに5人のみということもあり
引き続きじゅんなが軽くコーナーMCの役割を自然と担う流れになってます。
また、シーン変わって地上でのMCかりんと全メンバーの場での事後インタヴューでは
「絢音ちゃんは泣いてなかった?(かりん)」
「泣いてない(絢音)」と謎の言い張りをカマすあーちゃんに暴露芸。
「(挙手で)泣いてました。腰も抜けてました」
「終わってから歩けないでじゅんなのここらへんにしがみついてました」
と、あーちゃんの変キャラ発露にトスを上げています。
乃木坂46というグループでは
ボケ・ツッコまれ・イジられ・ぶっ飛び変人のにんを持つメンバーに光が当たりやすいのが常ですが、
ツッコみ・イジり・トス・廻し・暴露・拾いの役を受け持つ「愛し」メンバーがいてこそ
その武が発揮されてきたことを鑑みれば、
2期生中では比較的度胸があってベシャリも利くじゅんなの実務的アビリティもまた
これから活かされていくことと思われます。

後篇では出番少なし。
冒頭の休憩&トークのコーナーで
1年遅れで活動開始のいおりに関するエピソード・トークがほっこりさせられます。
「この前 北野日奈子の家で いおりとね 3人で泊ってね ダンスを つきっきりでね 教えたんだよね」
実は現メンバー中、下から数えて3番めに年少であるじゅんなの
若年にもかかわらずのお姉さん性、頼り甲斐みたいな部分がここにも表れている気がします。



第116回『乃木坂46の「の」』では星野みなみ・和田まあやの同年代層のふたりと初出演を遂げ、
『NOGIBINGO!4』第8回の「NOGIROOM」では"ボーダー昇格"6人組で出演。
殊に「NOGIROOM」では同輩・同年齢層とのリラックス感のおかげもあって
イジりもイジられもいけて、女の子らしさと男前感が同居する、らしい個性がよく出てました。
物怖じしないはっちゃけ体質の、明るくはしゃぎ好きで、かつ面倒見がよくアネゴ肌な、と
まだ十分には露わになっていない、人格面での複合的な魅力もまた
いまさらながらのやっとのやっとで表れ始めたと言えましょう。
研究生の「個人PV」を続けて撮ってきた経緯からも2期生/研究生推しとして有名な伊藤衆人監督は
そのツイッター・アカウントで
『乃木坂工事中』第2回の「伊藤純奈に聞きたい5個くらいのコト」の残念さを受けて
「純奈を今日発見された方々、純奈のよさはそこじゃないんだ」と発信しています。   ※1
一般世間はもとより、ボクも含めた乃木坂ファンの多くにも
まだまだその素の魅力やスキル/アビリティが伝わる機会が少なかったじゅんな。
好きか嫌いかどちらでもないか、それすらも判断材料がなかったという方は
いまさらながらにでもこの『乃木ここ』を、
さらにはPigoo版『生のアイドルが好き』第25回を観て予習復習をどうぞよろしく!   ※2



※1
https://twitter.com/wpsodoru/status/592358174855827456  
15/04/27午前1時、放映直後のツイート
「純奈を今日発見された方々、純奈のよさはそこじゃないんだ。四の五の言わず、7thから全部みてください。特に10thメイキング。」

※2
元コンテンツへの評判とばっさりの編集カットへの不満を受けてか
通常1時間のPigoo版は15/07/20まで3時間スペシャルを有料配信中。
生のアイドルが好き 3時間スペシャル2015 Pigooオンデマンド








  

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