2020年乃木坂46流行語大賞私家版 その2


どうも。(©︎梅澤美波)

今年はついに、あの齋藤飛鳥さんをブログ不更新記録で抜いちゃった!ってことで
またまた色々と「本当に申し訳ありません...」系のリードを書くべきところではありますが
「どうも。」の免責パワーを恃みに
2020年乃木坂46流行語大賞ボク版後編、遅ればせながらいきますよ、いきますよ〜?
とりゃあ



第5位 「中田あたりが言ってそう」 設楽統
元はバナナマンのラジオ番組『バナナマンのバナナムーンGOLD 』から始まったこの件 ー
2018年12月21日(22未明)放送の
「日村さんが乃木坂メンバーに陰で言われてたら一番傷つく悪口とは?」のお題への投稿
「あの人なんで売れてんの?」by狐のルーシャス氏に対して
設楽氏「中田あたりがさらっと言う ー」
日村氏「中田は冷静に言ってくるから 、その辺を」
ー は、’20年5月24日(25未明)の『乃木坂工事中』の
第259回「離れていても心はひとつ!リモート工事中(1)」での設楽氏のコメントから
一気に人口に膾炙することとなりました。
このセリフが意義深い流行語になる背景には、何より設楽氏の中田花奈解釈 ー
「ちょっと引いてさ 分析してさ ズバっと言う感じじゃん」
ー みたいなところが、ボクを含めたかなりんファン、さらには非かなりんファンにすら
“確かに中田花奈のオモシロ武はそういうメタ視点のひねったギャグ感覚にあるなぁ”
という共感・納得を喚んだ、という面があるでしょう。
もちろん今となっては「いまさらもう遅い」のですが、
アンチ諸君は、及び/もしくは「顔ファン」のみなさんは
自身の知的な鈍さ・ノロさがよく謂われる「乃木坂の凋落」のコア要因になっているのを
いい加減反省してほしいところですが、まあ無理でしょうね!



第4位 「愛が足りひ〜ん」 早川聖来/賀喜遥香
‘20年7月26日(27未明)の『工事中』、「第3回 乃木坂内輪ウケものまね大賞(2)』での
かっきーによるものまねからメジャーになったせーらの口癖、
というより決めゼリフ・1発ネタ:「愛が足りひ〜ん」は
実にせーらの芸風・にんをよく反映・象徴し得ているゆえにウケがよく、また多用された流行語。
メンバーも(SR等のコメントでの)ファンも、何かにつけアレンジ込みで使用できる、というのは
乃木坂流行語においては大事な要素ですね。
また、自然発生的な仲良しコンビ/トリオ等でのプロダクトがめっきり減っている現在を想うと
この時のような「密告」「やり合い」によるウィン - ウィンなウケの発生は
いかにも乃木坂的で貴重な現象・季節だったことが考え深く偲ばれます。



第3位 「キッズ」 賀喜遥香/スタッフ陣
レイ(清宮レイ)のニックネーム、なのに複数形というのがミソの、元は直近スタッフ陣による語。
これまた言い出しっぺ、というか公にしたのはかっきーの功績。
‘20年3月18日『猫舌SHOWROOM できるかな!?乃木坂46』で暴露され、
それ以降数多のアンチ諸君を絆し手のひら返しさせた偉大なるNNにして文脈でした。
ボクは初期から、ハイパーアクティヴまつろわぬベイビーとしてのレイの武を支持していたクチなので
ドルヲタ・キモヲタ・アンチである多くの自称乃木坂ファンが、レイの天真爛漫武を
暗い色の地下やツイッターや、時には当のSRコメントやで貶しているのを苦々しく思っていました。
(参照例:エントリ167
ところがこの3/18回、まゆたん(田村真佑)・かっきー・やんちゃん(金川紗耶)・レイ、と
回し巧者の4期生のパパ・ママが揃った場というのもあり
「責任感があまりな」くて済むレイはいつも以上にやりたい放題。
当時のシングル「しあわせの保護色」MVのまいやん(白石麻衣)についてのパパ・ママの熱弁の後、
ちゃんちゃんちゃ、ちゃんちゃんちゃ♪と勝手に踊り出すレイ(とやんちゃん)に
「踊りを始めちゃったよw」「キッズ、キッズ...」と
本来の地のキャラ:せせら笑いからかいツッコミ調のかっきー(&まゆたん?)のコメント。
そして楽屋裏、ドラマ『猿に会う』の撮影現場でも
スタッフ陣からもペットボトルのフタに「キッズ」と書かれていたというレイの自白エピソード。
初期から方々のインタヴュー等でも自身のハイパーアクティヴィティを
「ちゃんとしなきゃ」云々と省みていたレイの、余人には与り知られぬ弱点が
実に乃木坂らしい逆転の力学によって強力な武器として認められた、そしてアンチすら黙ることになった
輝かしいターニング・ポイントと流行語誕生でした。



第2位 「梅 大すこ大すこ」 阪口珠美/梅澤美波 
これまた‘20年7月26日の『工事中』、「第3回 乃木坂内輪ウケものまね大賞(2)』での
みなみんによる暴露で知られたたまちゃんのJKみ、JK語(&5ちゃん語)。
「そマ!?」や「〜〜ンゴ」等を遣っていると
みなみんから「やめなさい」とたしなめられるが
余計面白がって「梅 大すこ大すこ」等とわざと返してくる、という内訳の脈絡も見事でした。
"私たち乃木坂46のことをないことないことあげつらって貶しているようなキモヲタたちの
巣窟である5ちゃんねる民たちの同類のような文言を
よりにもよって当の乃木坂メンバーであるあなたが遣う、なんてさすがにやめなさい!"
というメタにメタった言外の含みが、設楽氏をも喜ばせていましたからね。
そういう意味ではむしろ、みなみんの功績とも言えます。
何より、暗い色の地下に潜むアンチ/アンチ候補生のみなさんには
“おおっ!?阪口っておれらの同類じゃん!” みたいな2重の喜びになったやもしれず、
そういう意味ではたまちゃん・みなみんに
アンチ転じての新ファンが生じる、なんて流れもあったやも。



第1位 「ちばけとったらおえんで!」 掛橋沙耶香
これはもう圧倒的な1位でしょう。
いにしえの『スケバン刑事』2代目麻宮サキ(演:南野陽子)の「おまんら、許さんぜよ」以来最大の
キツめ方言ゼリフby女子アイドル、と言えますからね。
さらば青春の光-森田氏の略語化「ちばおえ」も見事でした。
なぜ「本家」のほうでもランキング入りしなかったか不思議とすら思います。
せっかくこのさぁちゃんの「保険ポリス」やかっきーの「妄想少女かっきー」や
せーら&るなぴ(林瑠奈)&ゆみっきー(弓木奈於)の「陰キャアイドル・刹那少女」や
久保ちゃん(久保史緒里)&かっきー&やくぼっち(矢久保美緒)の「カワイイ♡アーミーズ」やと
にん・キャラ・芸の活きたシリーズを産んでいた『ノギザカスキッツ』なのですから
できれば復活の「ACT3」を期待したいものですな。



さて、時機を逸してマヌケにも、1年どころか1年6ヶ月も1年9ヶ月も以前のことを振り返ってみると
改めて「(面白いことは)何も起きなかった2021年の乃木坂」みたいな印象が強くなりますね?
もちろんコロナ禍の影響はあれ、かと言って2020年だってほとんどはコロナ禍下にあったのであり
であれば、数々の、このプロダクト面での右肩下がりはどうしたことなんでしょうね?
エントリ118、そしてそれを引いて
エントリ131でもボクは
「どこを見ても何を見てもなんとか48、そして何にもオモロくない」との文言で
残念な轍を踏みかねない乃木坂46の近々未来の危機の形を幻視し分析し
“だからスタッフさんたち、しっかり!”と遠回りの愛ある檄を飛ばしていたつもりなのですが...
一旦は立ち上がりかけたように見えた「オンナスキ連盟」をなぜ立ち消えにしましたか...
まゆたんとやくぼっちの『生ドル』には誰がどんなブレーキをかけてるんですか...
ー いや、まあ、そんなことは
少しく自身に発破をかけてせめて飛鳥さん以上にはブログを更新するようになった暁にでも
つらつら追い追い書いていくことにいたしませう ー おそらくはもう今月からでも!



もう2021年度の流行語大賞の時期にも迫ろうというのに
時期外れにこんなにも長文本当に申し訳ありません...







  

  プライバシー ポリシー

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

ブログ内検索
最新記事
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

乃木坂46関連過去記事
『生ドル』第25回2期生スペシャルに見る中田花奈の無償の愛 (15/06/15)
理知とぽんこつが瞬間瞬間に交錯する、『生ドル』で見せた2期生の武の器 (15/06/02)
愛し愛されて生きることのアート — かなりんの深謀遠慮と知的反射神経 (15/05/11)
愛し愛されて生きることのアート — 『生ドル』第25回に見るかなりんの神算鬼謀 (15/05/02)
2期生全員ではじめてのおつかいがもどかしくも愛おしいこと必至の『生ドル』第25回 (15/04/25)
あーちゃんはまだ2回も変身を残している — 赤ちゃん&お嬢さまな鈴木絢音 (15/04/18)
いつか世界を塗り替えるために — 優しさあれ、となーちゃん&まいまいは寡黙に祈る (15/04/14)
空から降る一億の愛、その誘惑をことわって (15/03/25)
愛に飢えてたら愛すればいいさ — そして飛鳥の奈々未愛はつのる (15/02/25)
愛されるよりも愛したいマジで — そして飛鳥の奈々未愛はつのる (15/02/22)
憧れから対等の関係へ — そして飛鳥の奈々未愛はつのる (15/02/15)
ビームしておくれ、2次元へ、とさゆりんは言うか? — 天然とリアルのはざまで (15/02/06)
ひとときの神々の黄昏 — せんばつは ちからをためている (15/01/30)
愛を乞う人から振りまく人へ — 鳳雛から鳳凰へ、静かに大きく羽ばたく飛鳥 (15/01/01)
ヲタ枠からの腕利きP ー 伊藤かりんの愛と献身(予告編) (14/12/22)
嵐を起こしてすべてを壊すの — 天下を笑わせ飼い馴らす佐々木琴子の愛の嵐 (14/12/02)
嵐を起こしてすべてを壊すの — まっさらの天下を打ち立てる佐々木琴子の天然の武 (14/11/24)
そんなことしか言えなくても — 伝説の京花に捧げる伝道の書 (14/11/10)
天然の皮をかぶった技巧派 — さゆりんの計り知れないお笑い戦術 (14/10/29)
驚くほどこども、驚くほど大人 — 佐々木琴子の理知と情 (14/10/10)
いつか世界を塗り替えるために — 乃木坂お絵描キストは理想郷の夢を見るか (14/09/17)
メンバーにはひたすらの「ありがとう」と「楽しかった」と「がんばって」を、そして「謝らないで」を (14/09/12)
コトコ・コトコ・コトコ!汝、奇襲に遭遇せしや? (14/09/04)
乃木坂派みんなでポジティブポジティブ〜! (14/08/29)
あの日観た『生ドル』の狂躁を君達はまだ知らない (14/08/22)
音がした 未来に思いを巡らせた後 奥深い所でどしりと落ち着く重い音 橋本奈々未の器の音 (14/08/17)
音がした 乃木坂ちゃんの器の音 (14/08/07)
導かれたんだよね、運命だったと思う、と乃木坂ちゃんは言った その2:かなりん編 (14/07/27)
この第2波の強さ これが乃木坂の軍かッ!、とEテレから天下がどよめく (14/07/17)
歌の話者としての存在感を増すまいまいに雄飛の時迫る (14/07/10)
こうして「君の名は希望」に次ぐ必殺の乃木坂ソングが生まれた (14/07/09)
乃木坂の叙情性を体現するムーヴィージェニック:なーちゃんとわか、激しく勇躍す (14/07/06)
最悪の「出」はいつまで (14/07/04)
たおやかな震える手で — まいまいのタフな優しさ (14/06/30)
生駒ちゃんの知らない生駒ちゃんの武器(14/06/21)
のっそり構えて突然に — 佐々木琴子の冷静と情熱のあいだ(14/06/16)
軽やかな自在のリテラシー — 佐々木琴子のおしゃまな知性(14/06/05)
無意識を言い訳にして — いくちゃんとななみんのもたらす理知とナンセンス論理の笑い(14/05/31)
飛ぶ鳥と書いて飛鳥、暴風雨を衝いて飛翔す(14/05/22)
運営は退いた、乃木坂派は勝った(14/05/14)
手を伸ばすことそれ自体の希望と美 — 思春期の表象としてのワカツキ(14/05/01)
「ナナミさん、辞めないでよ(ミサト風に)」と言えるとしたら (14/04/25)
運営よ、戦いは心胆にあるぞ(14/04/18)
浸食しに、と彼女たちは言う — 乃木坂植民地『生ドル』(14/04/13)
置き忘れられるロジック — エンジンなしの暴走機関車:かずみん(14/04/07)
生まれ育ったままで — さよならアキモティクス、と言えるその日まで その2(14/04/01)
みなさんが察していないであろうあしゅ(14/03/22)
強く儚いななみん(14/03/17)
ようつべの一角で「オラに元気を分けてくれ」を叫んだ乃木坂(14/03/11)
冬月流に「勝ったな」、と「気づいたら片想い」MVを観た乃木坂ファンは誰しも呟く(14/03/08)
「チームよねすけ」は幻と消えた — 佐々木琴子の不思議なこだわり(14/02/28)
何かを手放して そして手にいれる そんな繰り返しカナ? — 乃木坂組はヤワじゃねえ その1(14/02/25)
さよならアキモティクス、と言えるその日まで その1(14/02/24)
本人の美意識、他人の美意識、真の美への美意識(14/02/22)
導かれたんだよね、運命だったと思う、と乃木坂ちゃんは言った その1(14/02/16)
なーちゃんセンターに心臓を捧げよ、と生駒ちゃんは言った(14/02/13)
いえ、浸食してるんだわ — 少女世界からの剣、聖なる侵入(14/02/07)
鉄壁を目指した擦り合わせで別物に生まれ変わった『NOGIBINGO!2』(14/02/05)
上がった下がったなんでなんよーという乃木坂ファンの方々へ — ダブル5トップの可能性(14/01/30)
福神なんて飾りです。疎い人にはそれがわからんのですよ(14/01/27)
ライト・ヒア、ライト・ナウ、とゆったんは言った(14/01/25)
苦しく切ないことだらけの思春期の表象としてのワカツキ(14/01/18)
じっくり琴子を煮込んで女優(14/01/13)
ジェネラル・クールの凱旋 — 橋本奈々未、「バレッタ」で覚醒す(14/01/11)
地獄先生ななみん その2(14/01/03)
ちょっと遅れのクリスマス・プレゼント2本、フロム乃木坂(13/12/17)
地獄先生ななみん(13/12/13)
自分を捨てずただ乃木坂に身命を置いた奈々未先生の美はべらぼうに強く清らかだ!(13/12/04)
乃木坂46応援ブログ宣言に代えて(13/11/23)